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現在相場考察

レディースサイズの評価、ヨットマスター169622

2023年11月16日更新
ロレックスのヨットマスター169622について斉藤由貴生が執筆。本記事では2016年10月の安値と2023年11月の安値を比較し現在相場を考察。この7年1ヶ月での変動は¥323,400だった。

ヨットマスター 169622についての考察(2023年11月)

これまで、記事では女性向け腕時計の値動きに触れてこなかったのですが、その理由は、レディースウォッチの値動きが男性向けと比べて弱いから、ということでした。

しかし今、そういったことは「かつての常識」となっている様子。

このヨットマスター169622は、2016年時点では「ロレジウム」という豪華モデルでありながら、30万円台後半という価格帯に位置していました。

当時のメンズサイズロレジウムが(1662260万円台後半だったことを考えると「随分安かった」といえます。

しかし今、そんな169622の中古相場は、なんと約72万円という水準。2016年10月水準に対して、約32万円の値上がりとなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2016年10月
の安値
2023年11月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
169622
中古 7年
1ヶ月
¥399,600 ¥723,000 323,400 180.93%

ロレックススポーツモデルといえば、メンズサイズが基本という印象ですが、例外的にヨットマスターには、レディースとボーイズサイズが用意されています。

ただ、往年のレディースサイズである29mmという大きさで出たスポーツモデルは、おそらく5桁世代のヨットマスターのみ。また、1999年に登場したロレジウムは、メンズ、ボーイズ、レディースと3サイズがきれいに揃っているため、“家族でお揃い”ということができるラインナップでもあります。

このような背景から、コレクター目線では16622(メンズ)と、168622(ボーイズ)、そしてこのレディースサイズの169622をコンプリートするという需要がありそうで、今後もマニア目線で169622「グッと来る1本」というポジションになりそうだと感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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