デイトナの豪華変わり種文字盤といえば、5桁リファレンス時代にもあったことはあったのですがオーソドックスなシェル文字盤ぐらいでした。それが2000年に出た6桁リファレンス時代からは一気に多種多様な文字盤をラインナップするようになったのです。
そしてその第一弾がこのブラックシェルでしょう。2000年当時発表されたのは、このブラックシェル文字盤とデイトナビーチ。デイトナビーチはどちらかというと限定的な特殊モデルという印象だったため、通常ラインナップのデイトナにおいて最も変わり種だったのがこのブラックシェル文字盤です。
2000年当時は新しいデイトナを象徴するモデルとして雑誌の表紙にもなっていたこのブラックシェル文字盤。しかし、その後に出たメテオライト文字盤などと比べて最近はあまり目立っていない印象です。ただ、相場の推移についてはメテオライトとこの時計との差は無い模様です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2007年9月 の安値(ヤフオク) |
2016年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ ブラックシェル文字盤 116518NR |
中古 | 9年 1ヶ月 |
¥1,375,500 | ¥1,733,000 | 357,500 | 125.99% |
同じく革ベルト仕様のメテオライト文字盤、116519が2009年から2016年にかけて値上がりした額は36万8000円。
このブラックシェル文字盤の値上がり額は前ページの通り、35万7500円なのでメテオライト文字盤とかなり近い額となっています。
これがメテオライト文字盤より値上がり額がだいぶ低ければ、まさに「買い」となるところですが、しっかりと値上がりしているため現在、お買い得という印象はありません。
デイトナの自然素材系文字盤といえば、メテオライトが有名のところ、このブラックシェルを選んだ方はかなり通というかマニアックな選択だったと思います。
通常、そういう選択をするということはある種のリスクともなるわけですが、デイトナの場合はメテオライトと同じ値上がりをしっかりとしてくれたので、非常に良い買い物だったと思います。
ということで、まさしく今売りどきなのがこのブラックシェル文字盤です。