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阿部泰治のパテック論 ~第185回~ 希少!人気!新旧『クロノグラフ』 「Ref.5070P-001」「Ref.5170P-001」をご紹介!

2023年11月19日更新

先ず始めに、10月末まで開催していたCTGイベント(お客様への還元祭)期間中のご来店、YouTubeLIVEのご視聴・ご参加、誠にありがとうございました。多くの方からお喜びの声をいただいたことで、非常に嬉しく思ったとともに、皆さまに支えられて今の”コミット銀座”があると、イベントを通して改めて実感させていただきました。またここから気を引き締め直して、お客様に満足いただけるお店作りに努めて参りたいと思います。

さて今回は、希少モデルかつ人気の新旧『クロノグラフ』モデルが在庫にございますので、そちらをご紹介していきたいと思います。ぜひ最後までご覧ください。

【目次】
◆ 「Ref.5070P-001」 『クロノグラフ』PT
◆ 「Ref.5170P-001」 『クロノグラフ』PT
◆ まとめ

「Ref.5070P-001
『クロノグラフ』PT

「Ref.5070」シリーズ誕生10周年となる2008年に登場した「Ref.5070P-001」。

42mmの迫力あるケースやステップベゼル、存在感のある太いラグなど、どの角度から見ても美しく、発表から約15年経った今日(こんにち)においても多くの人を魅了しています。

ここで、本題へと入る前に「Ref.5070」シリーズについて簡単にご紹介します。

最初に登場したのは、1940年代に製造された『クロノグラフ スプリットセコンド』のアヴィエーターウォッチを基に製造され、1998年にお披露目となった「Ref.5070J-001」。

インダイヤル、タキメータースケール、アップライドのアラビアインデックス、時・分・クロノ針など、あらゆる箇所がゴールドで彩られ、妖艶な雰囲気が漂うこちらは、高い人気を誇りつつも、誕生から4年後の2002年に廃盤となってしまいます。

「Ref.5070J-001」の廃盤に伴い、同年(2002年)に登場したのが「Ref.5070G-001」。

ややグレーがかった白文字盤に、時・分・クロノ針、インダイヤルの針、アップライドのインデックス、タキメータースケールが黒色に一新され登場しました。雰囲気も大きく変わり、クールで上品な印象となっています。

続いて、2004年頃~2008年頃に製造された「Ref.5070R-001」。

18KRG(ローズゴールド)ケースに、爽やかなシルバー文字盤の組み合わせが、上品でエレガントな仕上がりのこちらは、未だ当店で取り扱ったことが無く、ぜひ一度お取り扱いしたいモデルであります。

そして、「Ref.5070」シリーズ最後に登場したのが、今回ご紹介の「Ref.5070P-001」。

PT(プラチナ)ケースに、鮮やかなブルー文字盤の組み合わせで登場したこちらは、僅か1年程で生産終了となってしまった為、当時から市場での出回りが非常に少ないモデルです。当店では3本目のお取り扱いとなっていますが、入荷時は毎度、問い合わせを多数いただき、即販売に至っています。

一通り「Ref.5070」シリーズについてご紹介したところで、本題の「Ref.5070P-001」に話を戻します。

ブルーにほんのりパープルが加えられたような、落ち着いた色味の文字盤が上品な印象のこちらは、クロノ針・インダイヤル・タキメータースケールが白で描かれていることにより、視認性が向上しています。

サファイアスケルトンバックから鑑賞いただけるムーブメントには、私が推している【レマニア】ベースの「Cal.27-70 CHR.」が搭載されており、芸術品とも言える程、パーツ一つ一つの仕上げが非常に丁寧且つ秀逸で【パテックフィリップ】の高い技術力が感じられます。

保証書日付は2009年1月で、付属品は完品。未使用のブルーの純正アリゲーターベルトが装着されていますが、付属には多少使用感のある、黒色アリゲーターベルトが付属しています。また、2023年10月にメーカーにてオーバーホールされていますので、使用するにも、資産性を考えてコレクションするにも適しています。

気になる販売価格は、、、

と言いたかったのですが、本コラム掲載直前に販売へと至ってしまいました、、、本当にごめんなさい!!!

是非とも皆さまにご紹介したい!と思ったのですが、やはり探されている方も多い希少モデルということもあって、注目度は非常に高かったようです。お探しだった方は、次回の入荷を首を長くしてお待ちいただければと思います。

「Ref.5170P-001
『クロノグラフ』PT

2017年の新作として発表された『クロノグラフ』「Ref.5170P-001」。

PT(プラチナ)ケースにグラデーション掛かったブルー文字盤、インデックスにはバゲットカットのダイヤモンドが配され、非常に美しく、ゴージャスな雰囲気を醸し出しています。

ダイヤモンドがセットされているモデルは、ゴージャス感が増す反面、インパクトが強すぎるといった意見もございますが、こちらのモデルは、ケースや文字盤のカラーを比較的落ち着いたトーンにしていることで、着用しやすく利用シーンを選ばないデザインにまとめられています。

スケルトンバックから覗くムーブメントには、先代のレマニアベース「Cal.CH 27-70」から、今の【パテックフィリップ】を語る上で欠かせないムーブメントでもある「Cal.CH 29-535 PS」搭載へと切り替わっています。

保証書日付は2019年3月で、付属品は完品。最終製造年の販売個体であり、非常にオススメです。状態に関しては、使用によるスレや小キズこそございますが、ケース・バックルはしっかりとした印象の良個体となっています。

気になる販売価格は、14,960,000円(税込)

商品ページはこちら

市場での出回りが少ないモデルではありますが、魅力的な販売価格設定にしていますので、お探しの方はこの機会をぜひ逃すことのないように!

まとめ

今回は、PT(プラチナ)ケースの新旧クロノグラフ「Ref.5070P-001」「Ref.5170P-001」をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

「Ref.5070P-001」においては、本記事公開直前に販売完了となってしまいましたので、大変申し訳なく思いますが、「Ref.5170P-001」は未だ販売中となっております!『クロノグラフ』のモデルが気になっていた方は、私がしっかりと背中を押させていただきますので、是非ご連絡お待ちしております!(笑)

ではまた!

この記事の執筆者
阿部泰治
コミット銀座 店主 銀座著名店で長きに渡り高級腕時計を取り扱い、2016年1月、コミット銀座を創業。 ロレックスやパテック・フィリップをはじめとした希少品やコレクターズアイテムを多数扱う実績を持つ。 時計本来の価値、時価を判断し、委託手数料の業界最安値水準を確立。
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