このW31035T6を初めて記事で紹介したのは2017年7月ですが、その際は約32万円で購入可能となっていました。
パシャ38mmは、パシャシリーズの“上級”を担うモデルでありますが、2021年頃までは「リーマンショック時水準と変わらず」状態が続いていたわけで、このW31035T6といったコンビモデルでも30万円台前半という相場だったわけです。
それが2021年になるとパシャシリーズの相場が上昇。
最初に反応したのはパシャCでしたが、2022年からはこのパシャ38mmにおいても目立った上昇という事例が増えています。
ただ、3針コンビというこのW31035T6は、2021年10月時点で反応しており、当時すでに40万円以上という水準に位置していました。
そして、それから今にかけてもW31035T6は上昇傾向が続いている様子。
W31035T6の現在水準は、なんと約57万円という水準に達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年10月 の安値 |
2023年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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カルティエ
パシャ38mm W31035T6 |
中古 | 2年 2ヶ月 |
¥426,800 | ¥579,400 | 152,600 | 135.75% |
W31035T6の約57万円という現在水準は、やっと「かつてのパシャ38mmらしい水準」になったという感じであります。
クロノグラフのSSモデル、W31030H3も現在57万円程度といった水準に達していますが、パシャ38mmという“上級シリーズ”、その中でも“コンビ”や“クロノグラフ”といった“さらに上”のモデルが50万円台となっているのは、かつてのパシャ38mmに対する印象からすると“らしい価格帯”だと思うのです。