ノーチラスといえば、2022年上半期にガバっと上昇した後下落し、近頃は目立った変動がないといった印象があるかもしれません。
また、5711/1A-010については、現在、2021年4月水準と同程度といった様子があります。
しかし、そんなノーチラスにおいて、2021年水準と比べても「ガバっと上昇」しているモデルが存在。
それが、この5711G-001であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年6月 の安値 |
2023年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ノーチラス 5711G-001 |
中古 | 2年 6ヶ月 |
¥7,667,000 | ¥12,474,000 | 4,807,000 | 162.70% |
5711G-001は、WGケースに革ベルトという5711世代のノーチラスでありますが、2020年頃まで長らく500万円前後という水準が続いていました。
そんな5711G-001ですが、2021年になると上昇。6月時点で700万円台となっていた経緯があります。
そして、現在水準は約1247万円という状態。5711/1A-010などは、2021年水準と現在水準が同等といった事例となっている一方で、5711G-001は2021年6月水準との比較でも「ガバっと上昇」しているのです。
5711G-001がこうなったのは、おそらく2021年6月時点で“そこまでの評価”となっていなかったからだと思います。
2021年当時、5711/1A-010は1500万円程度といった状態だったのに対し、5711G-001は700万円。実に半値程度だったわけです。
いくらノーチラスにおいて、ブレスレットが人気とはいえ、5711G-001が5711/1A-010の半値というのは「安すぎた」といえます。
そういった意味で、今回の5711G-001の事例は、相対的に安かったから伸びたということなのだと思います。