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現在相場考察

2021年6月水準との比較でも「ガバっと上昇」、ノーチラス5711G-001

2023年12月7日更新
パテックフィリップのノーチラス5711G-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年6月の安値と2023年12月の安値を比較し現在相場を考察。この2年6ヶ月での変動は¥4,807,000だった。

ノーチラス 5711G-001についての考察(2023年12月)

ノーチラスといえば、2022年上半期にガバっと上昇した後下落し、近頃は目立った変動がないといった印象があるかもしれません。

また、5711/1A-010については、現在、2021年4月水準と同程度といった様子があります。

しかし、そんなノーチラスにおいて、2021年水準と比べても「ガバっと上昇」しているモデルが存在。

それが、この5711G-001であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年6月
の安値
2023年12月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
5711G-001
中古 2年
6ヶ月
¥7,667,000 ¥12,474,000 4,807,000 162.70%

5711G-001は、WGケースに革ベルトという5711世代のノーチラスでありますが、2020年頃まで長らく500万円前後という水準が続いていました。

そんな5711G-001ですが、2021年になると上昇。6月時点で700万円台となっていた経緯があります。

そして、現在水準は約1247万円という状態。5711/1A-010などは、2021年水準と現在水準が同等といった事例となっている一方で、5711G-0012021年6月水準との比較でも「ガバっと上昇」しているのです。

5711G-001がこうなったのは、おそらく2021年6月時点で“そこまでの評価”となっていなかったからだと思います。

2021年当時、5711/1A-0101500万円程度といった状態だったのに対し、5711G-001700万円。実に半値程度だったわけです。

いくらノーチラスにおいて、ブレスレットが人気とはいえ、5711G-0015711/1A-010の半値というのは「安すぎた」といえます。

そういった意味で、今回の5711G-001の事例は、相対的に安かったから伸びたということなのだと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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