近頃、オーソドックスなパネライが上昇する事例が増えている様子がありますが、今回お伝えするPAM00051もまたそういった事例の1つだといえます。
51番は2015年頃まで50万円以上という水準に位置していたものの、2016年に約39万円にまで下落。
それから2020年頃まで40万円前後といえる水準に位置しており、長らく2015年水準を下回っていたという経緯があります。
そんな51番でありますが、2022年になるとボトム価格が約49万円という状態に変化。その時点で、2014年並みに回復となったわけです。
そして今、51番はなんと約57万円という水準にまで上昇。
これは、PAM00051の過去最高値といって差し支えない水準だといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年4月 の安値 |
2023年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ PAM00051 |
中古 | 1年 8ヶ月 |
¥490,380 | ¥578,000 | 87,620 | 117.87% |
51番は、1999年に登場した40mmのパネライ初のブレスレットモデルですが、黒文字盤の50番、青文字盤の69番らと3兄弟的な存在となっています。
これら3兄弟は、リーマンショック後といった時期でも中古相場が40万円台といった水準をキープ。当時、エクスプローラーの14270が22万円程度だったことを考えると、随分高い価格帯にいたわけです。
そして、アベノミクス以降も51番などの勢いは続き、先のように2015年水準は50万円以上という状態だったのです。
それが2016年からは、それまでとは違う値動きをするようになり、51番に限らずこういった世代のオーソドックスなパネライは全体的に停滞気味となります。
そんなパネライが近頃、久々に「元気な様子」を見せているわけですが、今回の51番の水準からもまた、そういった元気さを強く感じる次第であります。