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現在相場考察

347万円もの値下がり、ダトグラフ403.035

2023年12月12日更新
ランゲ&ゾーネのダトグラフ403.035について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年9月の安値と2023年12月の安値を比較し現在相場を考察。この1年3ヶ月での変動は347万円の値下がりだった。

ダトグラフ 403.035についての考察(2023年12月)

2020年頃まで「2015年水準を下回っている」という状態が見られたランゲ&ゾーネでありますが、2021年からは再び目立って上昇するようになりました。

そして、そういった傾向は2023年現在でも続いているといえ、2021年時点で250万円前後といった状態だったランゲ1は、現在400万円以上といった水準が目立つようになっています。

しかしそんな中、ダトグラフ403.035には『値下がり』という様子が見られます。

前回、この403.035をお伝えしたのは2022年9月。その際は、1425万円という状態だったのですが、現在水準は1078万円となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ランゲ&ゾーネ A.LANGE & SOHNE ダトグラフ 403.035 ブラック/シルバー文字盤 中古 腕時計 メンズ

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年9月
の安値
2023年12月
の安値
変動額 残価率
ランゲ&ゾーネ
ダトグラフ
403.035
中古 1年
3ヶ月
¥14,250,000 ¥10,780,000 -3,470,000 75.65%

403.035は、1年3ヶ月前に対して347万円もの値下がりとなっているわけですが、この間の残価率は約75%といった状態。結構な値下がりをしたといえます。

ダトグラフは、2016年時点で500万円以上という価格帯に達していたわけですが、“当時の500万円台”現在の2000万円前後といった感覚。ですから、2022年に403.0351400万円台となった際は「2016年頃までの存在感を取り戻した」感じがしたわけです。

しかしながら、そんな403.0351400万円台となったのをピークに、現在にかけて値下がり状態

現在水準は1078万円といったところであるわけですが、これはノーチラス5711/1A等よりも安価な価格帯であります。

2016年における403.035の価格序列(ノーチラスより高かった)や、2022年9月の価格帯(ノーチラス5711/1Aと同等)といったことを考慮すると、403.035は“なぜこういった値下がり”となったのか不思議に思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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