2020年頃まで「2015年水準を下回っている」という状態が見られたランゲ&ゾーネでありますが、2021年からは再び目立って上昇するようになりました。
そして、そういった傾向は2023年現在でも続いているといえ、2021年時点で250万円前後といった状態だったランゲ1は、現在400万円以上といった水準が目立つようになっています。
しかしそんな中、ダトグラフの403.035には『値下がり』という様子が見られます。
前回、この403.035をお伝えしたのは2022年9月。その際は、1425万円という状態だったのですが、現在水準は1078万円となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年9月 の安値 |
2023年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ランゲ&ゾーネ
ダトグラフ 403.035 |
中古 | 1年 3ヶ月 |
¥14,250,000 | ¥10,780,000 | -3,470,000 | 75.65% |
403.035は、1年3ヶ月前に対して347万円もの値下がりとなっているわけですが、この間の残価率は約75%といった状態。結構な値下がりをしたといえます。
ダトグラフは、2016年時点で500万円以上という価格帯に達していたわけですが、“当時の500万円台”は現在の2000万円前後といった感覚。ですから、2022年に403.035が1400万円台となった際は「2016年頃までの存在感を取り戻した」感じがしたわけです。
しかしながら、そんな403.035は1400万円台となったのをピークに、現在にかけて値下がり状態。
現在水準は1078万円といったところであるわけですが、これはノーチラス5711/1A等よりも安価な価格帯であります。
2016年における403.035の価格序列(ノーチラスより高かった)や、2022年9月の価格帯(ノーチラス5711/1Aと同等)といったことを考慮すると、403.035は“なぜこういった値下がり”となったのか不思議に思います。