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現在相場考察

約90万円になっている、ルミノール1950 PAM00233

2023年12月27日更新
オフィチーネパネライのルミノールPAM00233について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年4月の安値と2023年12月の安値を比較し現在相場を考察。この3年8ヶ月での変動は20万9000円の値上がりだった。

ルミノール1950 PAM00233についての考察(2023年12月)

2006年に「初の自社製ムーブメント搭載モデル(レギュラーモデルとして)」としてデビューしたPAM00233

デビュー時から注目度が高く、当時の相場も「かなり高い」という印象がありました。

しかしながら、このところ233番は『あまり高くない』という相場に変化。

2008年1月時点では約101万円という水準だったのですが、2016年9月には約66万円となってしまったのです。

ただその後、233番は再び上昇。2018年3月には約70万円、2019年4月には約86万円に到達していました。

それが2020年4月には、約69万円にまで下落。2018年、2019年と値上がり傾向になっていたものの、2020年になると、再び60万円台に戻ってしまったのです。

そして、2021年になっても60万円台という水準から変わらずだったわけです。

そんな233番でありますが、現在の様子はどうなっているかと、なんと約90万円

目立った上昇となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年4月
の安値
2023年12月
の安値
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ルミノール1950
PAM00233
中古 3年
8ヶ月
¥698,000 ¥907,000 209,000 129.94%

このところ、パネライの値上がり事例が多いですが、そういった動きに該当するのは2000年代前半ごろのモデルといった印象がありました。

けれども、この233番は2006年デビューですから、この世代でも上昇が出てきたということになります。

なお、233番は2021年の年末ごろから「再び上昇」といった様子になっていますが、「高くても80万円台」という感じでした。

そういった意味で、今回の「ボトム価格が90万円台」という様子は、233番としては久々の高値水準だといえるわけで、近ごろのパネライの強さを感じる動きだと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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