このところ、上昇するパネライが目立っていますが、近頃は2005年前後にデビューした世代でもそういった値動きが目立っています。
パネライは、「古いほど高値」という傾向があるわけですが、2005年頃にデビューしたモデルには、なにかと「新しい要素」が存在。そういったこともあってか、2005年前後にデビューした世代は、そこまで動かないという印象がありました。
今回お伝えするのは、PAM00000ですが、実はこれ「0番」という型番でありながら、実際は2004年デビュー。1997年に出た「2番」とは違う世代なのです。
ちなみに、筆者によるパネライの世代分類は以下の通り。
0番の中古相場は、同じルミノールベースの「2番」や「112番」よりも安価という印象があり、特に2017年から2018年末までは約36万円という水準から変化なしという状態だったため、最も安価な手巻きルミノールという印象がありました。
しかしながら、そんな0番は今、約47万円という水準に上昇しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年12月 の安値 |
2023年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オフィチーネパネライ
ルミノールベース PAM00000 |
中古 | 5年 0ヶ月 |
¥364,867 | ¥470,800 | 105,933 | 129.03% |
この0番は2022年春頃まで30万円代後半といった水準が続いていましたが、それが今や40万円台後半に変化。
これまでの相場からすると「結構高くなった」という印象になります。
先日お伝えした233番や、今回の0番の事例からも、2005年前後にデビューした世代においても、はっきり上昇といった雰囲気がパネライにあると感じます。