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現在相場考察

さらなる値下がり、デイトナ116509メテオライト文字盤

2024年1月2日更新
ロレックスのデイトナ116509について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年6月の安値と2024年1月の安値を比較し現在相場を考察。この0年7ヶ月での変動は¥-1,280,000だった。

デイトナ メテオライト文字盤(初代) 116509についての考察(2024年1月)

デイトナのメテオライト文字盤には、2003年に登場した“初代”と、2021年に登場した“2代目”があります。

初代のメテオライト文字盤は、WGモデルにしか用意がなかった一方、2代目ではYGやRGにもラインナップ。ただ、2代目は2021年登場後、すぐに生産終了となったため、中古相場では、2代目メテオライト文字盤のほうがかなり高値となっています。

なお、注意しなければならないのは、116509のメテオライト文字盤には初代も2代目も存在するという点です。

116509は2004年に“デイトナ初のWGブレスレットモデル”として登場しましたが、2016年にYG等がモデルチェンジをしたタイミングでも型番が変わらず。そのため、2021年というタイミングでも現行だったため、2代目メテオライト文字盤が116509にも存在するわけです。

さて、今回取り上げるのは初代のメテオライト文字盤。前回、このメテオライト文字盤を取り上げたのは、2023年6月ですが、その際は728万円となっていました。

メテオライト文字盤(初代)は、2022年5月時点で902万円という水準でしたから、2023年6月時点では170万円以上の値下がり状態だったわけです。

そんな116509のメテオライト文字盤(初代)でありますが、現在水準はどうなっているかと、その答えは600万円さらなる値下がりとなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年6月
の安値
2024年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
メテオライト文字盤(初代)
116509
中古 0年
7ヶ月
¥7,280,000 ¥6,000,000 -1,280,000 82.42%

この7ヶ月間で116509メテオライト文字盤(初代)は128万円の値下がり状態。残価率は約82%という数値であります。

近頃といえば、“2023年9月からの上昇”というトレンドがあったわけですが、このメテオライト文字盤は、2023年6月⇒2024年1月という期間でこういった規模の値下がりとなっているのです。

ちなみに、現在116509のメテオライト文字盤(2代目)は1694万円という水準。同じメテオライト文字盤でも初代が600万円で購入可能な一方、2代目はそれに1000万円プラスしないと買えない、という状態であります。

とはいえ、その2代目メテオライト文字盤をもってしても、実はこの7ヶ月間で値下がりとなっている様子。2023年6月時点で2代目メテオライト文字盤は2100万円でしたから、この間で406万円の値下がりとなっているのです。

2023年9月から「上昇」という様子があったわけですが、このところ再び「値下がり」といった動きが目立つようになっていると感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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