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現在相場考察

黒文字盤よりも安価、GMTマスター2 116718LN緑文字盤

2024年1月1日更新
ロレックスのGMTマスター2116718LNについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年1月の安値と2024年1月の安値を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は54万1110円の値下がりだった。

GMTマスター2 緑文字盤 116718LNについての考察(2024年1月)

「緑色」という要素は、ここ数年、中古ロレックス相場において“高値”となっているケースが多い傾向があります。

しかし、このところは、「緑色」という要素を持つモデルが以前ほど高値という様子ではなくなるなど、以前ほどの勢いが感じられない様子が見られます。

今回取り上げるのは、GMTマスター2116718LNでありますが、これの緑文字盤は現在「黒文字盤よりも安価」という状態となっています。

かつて緑文字盤は、黒文字盤よりも高値という状態が“当たり前”だったわけですが、気づけば中古相場から116718LNの黒文字盤が激減。

その一方で、緑文字盤個体は多々あるため、現在では「黒文字盤のほうがレア感がある」といえる雰囲気になってしまっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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中古 ロレックス ROLEX GMTマスターII 116718LN ランダムシリアル グリーン メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年1月
の安値
2024年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター2
緑文字盤
116718LN
中古 1年
0ヶ月
¥6,580,000 ¥6,038,890 -541,110 91.78%

そして、116718LN緑文字盤は、この1年で約54万円の下落という様子。

2023年1月水準に対して50万円以上の値下がりとなっているわけですが、その時期との比較で、こういった規模の下落となる事例は多くないと感じます。

例えば、同じ世代のGMTマスター2116710BLNR2022年12月水準よりも現在水準のほうが高値。SSノーチラス等でも同様の動きがあるといえます。

そういった意味で、この116718LN緑文字盤は今、以前ほどの勢いがない状態だと感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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