「緑色」という要素は、ここ数年、中古ロレックス相場において“高値”となっているケースが多い傾向があります。
しかし、このところは、「緑色」という要素を持つモデルが以前ほど高値という様子ではなくなるなど、以前ほどの勢いが感じられない様子が見られます。
今回取り上げるのは、GMTマスター2の116718LNでありますが、これの緑文字盤は現在「黒文字盤よりも安価」という状態となっています。
かつて緑文字盤は、黒文字盤よりも高値という状態が“当たり前”だったわけですが、気づけば中古相場から116718LNの黒文字盤が激減。
その一方で、緑文字盤個体は多々あるため、現在では「黒文字盤のほうがレア感がある」といえる雰囲気になってしまっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年1月 の安値 |
2024年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
GMTマスター2 緑文字盤 116718LN |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥6,580,000 | ¥6,038,890 | -541,110 | 91.78% |
そして、116718LN緑文字盤は、この1年で約54万円の下落という様子。
2023年1月水準に対して50万円以上の値下がりとなっているわけですが、その時期との比較で、こういった規模の下落となる事例は多くないと感じます。
例えば、同じ世代のGMTマスター2、116710BLNRは2022年12月水準よりも現在水準のほうが高値。SSノーチラス等でも同様の動きがあるといえます。
そういった意味で、この116718LN緑文字盤は今、以前ほどの勢いがない状態だと感じます。