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現在相場考察

新型流通後30万円近くも値下がり、デイトナ116500LN白文字盤

2024年1月6日更新
ロレックスのデイトナ116500LNについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年11月の安値と2024年1月の安値を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥-295,200だった。

デイトナ 白文字盤 116500LNについての考察(2024年1月)

昨年の3月に一斉モデルチェンジが発表されたデイトナでありますが、その新作が市場に流通し始めたのは11月下旬頃のことでした。

そして、それら新作が市場に出たタイミングで、なぜだか旧型は値下がり。この20年以上に渡って「腕時計の王様」といわれるほどの存在感がある、SSデイトナ116500LNが下がっているわけです。

さて、今回お伝えするのは、その白文字盤でありますが、前回これをお伝えしたのは昨年11月上旬。その際は約456万円となってしました。

では、2024年1月現在ではどうなっているかと、その答えは約426万円

新型流通後というタイミングで30万円近くも値下がりしているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年11月
の安値
2024年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
白文字盤
116500LN
中古 0年
2ヶ月
¥4,565,000 ¥4,269,800 -295,200 93.53%

ロレックスにおいての「モデルチェンジ」は、“生産終了となった旧型が値上がりする”という現象が起こるイメージがあるといえます。

もちろん、今回の116500LNのように“モデルチェンジ時に値上がりしなかった”という事例もあるわけで、実際、116500LNが出た際、その1つ前の116520“全く反応しなかった”わけです。

しかしながら、2020年のサブマリーナや2021年にエクスプローラーがモデルチェンジされた際には、生産終了となった旧型が一気に上昇。

また、2021年3月頃には、「116500LNが生産終了」という噂が流れて、116500LN相場が上昇したという過去があります。(上昇時の白文字盤記事)(下落時の記事

そうであるにも関わらず、本当に「生産終了」となった去年においては116500LNは全く反応せず。

それどころか、新型の126500LNが市場に流通したタイミングで“下落”となっているわけです。

なお、黒文字盤については12月中旬時点で約23万円の値下がりとなっていましたが、現在ではそれよりも下落しているといえる状態。

文字盤色問わず、116500LNは“126500LNが出たタイミング”で値下がり傾向に転じ、以降それが続いているといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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