2008年に登場した116世代のサブマリーナには、初のWGモデルが追加されましたが、それには「さらに豪華」なダイヤ文字盤があります。
それが、この116619GLBなのですが、「ドット部分がダイヤ」というように、5桁世代のダイヤ文字盤を踏襲したモデル。
ただ、こういったシンプルなダイヤ文字盤は、そのすべてが2013年頃に生産終了となっているため、生産期間が短くレアという印象があります。
また、サブマリーナの青文字盤は、ダイヤ文字盤が生産終了したタイミングでマイナーチェンジ。いわゆる「マットな青文字盤」から「サンレイ青文字盤」に変更となっています。
ですから、この世代のダイヤの青文字盤には「マットな青文字盤」しか存在しません。
さて、そんな旧ダイヤ文字盤のサブマリーナでありますが、生産終了後から相場は高値。
特に、コンビの116613GLBは分かりやすく、116613LBに対して50万円以上の相場差というのが常となっています。
そんな旧ダイヤ文字盤のサブマリーナでありますが、その頂点ともいえるWGの116619GLBは、2022年11月時点で約628万円となっていました。
当時といえば、「2022年2月頃の急上昇⇒下落」という動きが目立っていたわけですが、それを考慮しても116619GLBは「もう少し評価されても良い」と表現できました。
そしてその通り、116619GLBはそれから今にかけて値上がり。
現在水準は約703万円となっており、2022年11月水準に対して75万円ほどの上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年11月 の安値 |
2024年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116619GLB |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥6,283,000 | ¥7,038,000 | 755,000 | 112.02% |
2022年11月といった時期との比較で、70万円以上の上昇となるスポーツロレックスはそこまで多くないといえます。
そういった意味で、この116619GLBは「結構な上昇」といえるわけですが、こういった値動きとなった理由は先の通り、2022年時点で「もう少し評価されても良い」という状態だったから。つまり、お得感があったからそれが補正されたのだと思います。