去年の6月に「50万円台に迫る勢い」となっていたムーンウォッチの3570.50。
それからしばらくの間、「50万円を超えそうで超えない」という状態が続いていました。
そして今、3570.50はついに50万円超えという水準に到達。
現在ボトム価格は、なんと約52万円となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年6月 の安値 |
2024年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター プロフェッショナル 3570.50 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥495,000 | ¥529,000 | 34,000 | 106.87% |
3570.50は、1996年から2014年頃まで、長期に渡って「現行」として君臨していたムーンウォッチであります。
数ある高級腕時計の中でも、ムーンウォッチは「本格腕時計」といえる存在。そうであるにも関わらず、3570.50のかつての新品実勢価格は10万円台と、初めての1本に最適な価格だったのです。
また、流通本数も多く、「入手困難」といった要素とは真逆。特に2015年頃においては、3570.50の後継モデルである311.30.42.30.01.005がAmazon、しかもプライムで30万円程度で売られていたのです。
さらに、この3570.50についても、新品在庫が残っている状態が珍しくなく、生産終了から3年後、2017年時点でもドン・キホーテで約30万円といった価格で新品が売られていました。
そういったことから、3570.50の中古相場は「動かなくて当たり前」という感覚があったといえるのですが、2018年から雰囲気がガラッと変わったのです。
というのも、その際3570.50の中古相場が30万円台に達したから。リーマンショック前といえど、3570.50の中古ボトム価格が30万円を超えるという状態はなかったわけで、「大きな変化」といる出来事でした。
そして、その後も3570.50は値上がりし、2024年1月現在では「ついに50万円台という価格帯」に達したわけです。
最後に、3570.50の価格ステージ変化のタイミングを以下に記載します。
(参考値)アベノミクス直前相場:2013年1月:149,800円