2023年3月に発表された新型デイトナが2023年11月下旬から市場に出回るようになりましたが、そうなった後、前モデルの116500LNは値下がり傾向となっています。
2020年にサブマリーナが126世代へと一斉モデルチェンジした際は、前モデル、すなわち116世代の多くが“上昇”となったわけですが、現在のデイトナは逆に値下がり傾向となっているのです。
そして今、116500LNよりも、さらに前世代のデイトナまでもが値下がり状態。
今回取り上げるのは16520でありますが、去年の11月時点で約334万円がボトム価格となっていた黒文字盤は、現在319万円。11月水準に対して15万円ほどの値下がりとなっているのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年11月 の安値 |
2024年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 16520 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥3,345,749 | ¥3,190,000 | -155,749 | 95.34% |
現在、16520黒文字盤のボトム価格は319万円でありますが、2番目に安価な個体が約322万円、3番目が約327万円というように、2ヶ月前よりも安くなっているという感覚があります。
2016年に116500LNが出た際も、「当時“1つ前”となった116520が上昇しなかった」という事例がありますが、新型登場後に旧型が値下がりするのは異例なこと。
まして現在、16520、すなわち現行からして3つ前のモデルまでもが「値下がり」となっているわけですから、126500LN登場時のデイトナの値動きは、歴史に残る「珍しい状態」といえるかもしれません。