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現在相場考察

新型登場後エルプリ世代も値下がり、デイトナ16520黒文字盤

2024年1月15日更新
ロレックスのデイトナ16520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年11月の安値と2024年1月の安値を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥-155,749だった。

デイトナ 黒文字盤 16520についての考察(2024年1月)

2023年3月に発表された新型デイトナが2023年11月下旬から市場に出回るようになりましたが、そうなった後、前モデルの116500LN値下がり傾向となっています。

2020年にサブマリーナが126世代へと一斉モデルチェンジした際は、前モデル、すなわち116世代の多くが“上昇”となったわけですが、現在のデイトナ逆に値下がり傾向となっているのです。

そして今、116500LNよりも、さらに前世代のデイトナまでもが値下がり状態

今回取り上げるのは16520でありますが、去年の11月時点で約334万円がボトム価格となっていた黒文字盤は、現在319万円。11月水準に対して15万円ほどの値下がりとなっているのです。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年11月
の安値
2024年1月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
黒文字盤
16520
中古 0年
2ヶ月
¥3,345,749 ¥3,190,000 -155,749 95.34%

現在、16520黒文字盤のボトム価格は319万円でありますが、2番目に安価な個体が約322万円、3番目が約327万円というように、2ヶ月前よりも安くなっているという感覚があります。

2016年に116500LNが出た際も、「当時“1つ前”となった116520が上昇しなかった」という事例がありますが、新型登場後に旧型が値下がりするのは異例なこと。

まして現在、16520、すなわち現行からして3つ前のモデルまでもが「値下がり」となっているわけですから、126500LN登場時のデイトナの値動きは、歴史に残る「珍しい状態」といえるかもしれません。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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