2017年頃において、約24万円で購入可能となっていたスピードマスターの321.10.42.50.04.001。
これは、ブロードアローのオリンピックモデルであるわけですが、同じくフレデリックピゲを搭載するブロードアローの3551.20よりも安価という傾向があります。
2017年当時は、その3551.20含め、カルティエのパシャ38mmなどが20万円台という中古相場。それらがフレデリックピゲ最安値を争っていたといえますが、2017年春夏時点では、この321.10.42.50.04.001が最も安価なフレデリックピゲだったといえます。
そしてその後、3551.20やパシャ38mmは上昇。現在、3551.20は60万円台、パシャ38mmは50万円台と、ともにフレデリックピゲ搭載モデルらしい価格帯になっている様子があります。
では、このオリンピックモデルである321.10.42.50.04.001はどうかというと、現在約39万円という状況。
以前の20万円台といった状態よりは高くなっているものの、かろうじて30万円台で購入可能という状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年6月 の安値 |
2024年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター ブロードアロー 321.10.42.50.04.001 |
中古 | 4年 7ヶ月 |
¥298,000 | ¥398,000 | 100,000 | 133.56% |
2017年において、「20万円台で購入可能なフレデリックピゲ」といった様子だった3551.20とパシャ38mmとこの321.10.42.50.04.001。
今や3551.20は60万円以上、パシャ38mmも50万円以上といった水準になっているわけですが、321.10.42.50.04.001は、2024年現在でも30万円台で購入可能なフレデリックピゲという様子であります。
321.10.42.50.04.001は2018年5月時点で約28万円といった水準だったわけですが、現在の約39万円という水準はそれとの比較でも約11万円高といったところ。
同じスピードマスターでも、ムーンウォッチの3570.50は2018年に30万円台だったのが今では50万円台。
ムーンウォッチはそういった変化を遂げているわけですが、オリンピック、フレデリックピゲという要素を持つ、この321.10.42.50.04.001については、2018年から2024年で20万円⇒30万円台という変化にとどまっているのです。