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現在相場考察

150万円台になった、ラジオミールPAM00231

2024年1月26日更新
オフィチーネパネライのラジオミールPAM00231について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年10月の安値と2024年1月の安値を比較し現在相場を考察。この4年3ヶ月での変動は51万7160円の値上がりだった。

ラジオミール PAM00231についての考察(2024年1月)

このところ、世代問わずパネライの中古相場が伸びている印象がありますが、今回お伝えするPAM00231もまた値上がりしている事例の1つであります。

これは、2005年に出たラジオミールベースのK18モデルでありますが、前回お伝えした2019年10月時点では約107万円といった状態でした。

それが今では約159万円。2019年10月⇒2024年1月の4年3ヶ月間で約51万円の上昇となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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パネライ PANERAI ラジオミール ベース PAM00231 ブラック文字盤 中古 腕時計 メンズ

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年10月
の安値
2024年1月
の安値
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ラジオミール
PAM00231
中古 4年
3ヶ月
¥1,077,840 ¥1,595,000 517,160 147.98%

ラジオミールベースは、2005年に「ルミノールベース」のラジオミール版といった立ち位置で出たモデル。

それまでのラジオミールは、「パネライの最高峰」といったキャラクターだったわけですが、このラジオミールベースの登場をもって、ラジオミールルミノール系と変わりない立ち位置になったといえます。

しかしながら、このラジオミールベースには、高級時代のラジオミールの面影を残す部分が存在。それが、このPAM00231といったK18モデルが存在するという点であります。

同じ「ベース」でもルミノールベースにはK18モデルが通常ラインナップされていないわけですが、ラジオミールベースにはSSとRGが用意。

ただ、最高級モデル時代のラジオミールとは異なり、この231番のムーブメントにはルミノールベースと変わらない手巻きユニタス系のOP Xが搭載されています。

そういったことからか、中古相場で231番は、103番などよりも若干安価といった傾向があります。

そして、それは今でも変わらず。103番は現在188万円、この231番は約159万円という水準。103番と231番は、どちらも同じような比率で高くなっていると感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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