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現在相場考察

過去最高値といえる水準、ルミノールマリーナPAM00113

2024年2月8日更新
オフィチーネパネライのルミノールPAM00113について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年4月の安値と2024年2月の安値を比較し現在相場を考察。この2年10ヶ月での変動は16万600円の値上がりだった。

ルミノールマリーナ PAM00113についての考察(2024年2月)

このところ、パネライにおいて多くのモデルの勢いがある状態となっていますが、今回お伝えするのはPAM00113であります。

PAM00113は、2002年に出たモデルなのですが、PAM00003裏スケ版といえる存在。113番登場時に3番が生産終了になったため、3番の後継モデルだといえます。

そんな113番でありますが、2017年以降は値下がり状態が続いており、2021年4月時点で約37万円といった様子でした。

2016年5月時点で113番は約45万円だったわけですから、異例の値下がりだったといえます。

そんな113番ですが、現在水準は約53万円2016年5月を上回っている状態

これは、113番の中古相場としては過去最高値といえる水準だといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年4月
の安値
2024年2月
の安値
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ
PAM00113
中古 2年
10ヶ月
¥376,200 ¥536,800 160,600 142.69%

このところ、パネライで値上がり事例が多いといえますが、この113番といった世代の手巻きモデルは軒並み上がっているといえます。

1997年に登場した1番からの系譜だといえるのが、2番と3番、それと10番。2番は黒文字盤の2針モデル(ベース)で、3番は白文字盤、10番がベースの白文字盤であります。

そして、2002年それらが裏スケ化され、1番は111番。2番は112番、3番は113番、10番は114番となりました。

現在、111番と112番、114番が40万円台。1番、2番、3番、10番、そしてこの113番が50万円となっています。

この113番は、裏スケ世代としては、現在唯一の50万円台となっているわけで、特に評価されている状態だといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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