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現在相場考察

白文字盤は高くなっている、デイトナ16520

2024年2月11日更新
ロレックスのデイトナ16520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年8月の安値と2024年2月の安値を比較し現在相場を考察。この0年6ヶ月での変動は¥134,950だった。

デイトナ 白文字盤 16520についての考察(2024年2月)

去年の11月頃から、新型デイトナが中古市場に流通するようになりましたが、そのタイミングで、旧型デイトナ軒並み値下がりしたという現象が起こりました。

それは、1つ前となった116500LNに限らず、16520といった“3つ前”のモデルでも同様だったわけです。

しかしながら、同じ16520でも実は上昇傾向にあるモデルが存在。

それが、白文字盤であります。

黒文字盤が値下がり傾向となっている一方で、白文字盤は10万円以上も高くなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年8月
の安値
2024年2月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
白文字盤
16520
中古 0年
6ヶ月
¥3,263,850 ¥3,398,800 134,950 104.13%

16520白文字盤は、去年の8月時点でボトム価格が約326万円となっていましたが、現在では約339万円といった状態。この半年間で約13万円値上がりしているのです。

ちなみに現在、白文字盤の“2番目に安価な個体”は約366万円と、さらに高い価格帯となっています。

その一方で黒文字盤は、同時期の比較で約21万円の値下がり状態であります。

白文字盤が13万円高という一方で、黒文字盤は21万円安。その結果、現在、16520における白対黒文字盤の相場差は26万円以上といった状態になっているわけで、『16520といった世代においても、白文字盤相場のほうがダントツに高くなった』といえます。

2016年に116500LNが登場するまで、20年近くにわたって、SSデイトナでは「黒文字盤のほうが高い(人気)」という常識がありました。

また、116500LN登場後も、11652016520といった、元来黒文字盤のほうが人気だった世代では、「黒文字盤のほうが高い」という現象が継続していたといえます。

そして、116500LN登場から時間が経っても、「白文字盤のほうが高値」とはならず、この5年ぐらいの間はでは「白文字盤と黒文字盤の間に大きな差がない」といった状態でした。

それが今、16520においても、白文字盤のほうが黒文字盤より高値となっているわけですから、かつての常識が大きく覆されたといった感覚になります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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