全デイトナにおいて、“2番目に安価”といえるのが、この116523。
本来、コンビモデルはSSよりも高値なのですが、20年以上前から「市場ではSSのほうが高い」という現象があります。
また、SSにおいては「116520よりも16520のほうが高値」となっているのですが、コンビだと「16523が最も安値」という傾向があるわけで、この116523は2番目に安価なデイトナというポジションなのです。
さて、そんな116523ですが、現在116523全体のボトム価格にあるのが白文字盤。前回、この白文字盤をお伝えしたのは2022年7月でしたが、その際は約279万円となってしました。
それに対して、現在水準は約244万円。
2022年7月⇒現在で約35万円の下落、残価率は約87%となっている様子があります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年7月 の安値 |
2024年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 116523 |
中古 | 1年 7ヶ月 |
¥2,798,000 | ¥2,447,850 | -350,150 | 87.49% |
さて、この116523の約87%という残価率は「どう」なのか。同じ世代のSSモデルである、116520(黒文字盤)の場合、同じ期間の残価率は約92%(変動額は約23万円のマイナス)となっています。
ですから、116520よりも116523のほうが下落率が高いわけで、お得感がある状態となっているといえます。
また、近頃16520では「黒文字盤が下落、白文字盤は上昇」といった現象が起こっているわけですが、116520でも白文字盤のほうが高値という傾向があります。
にもかかわらず、116523の場合白文字盤が安値という状態。
そういったことも含め、なにかと116523にはお得感があるわけですが、さらにもう1ついえることがあります。
それは、2017年頃まで、116523は116520とほぼ同じ相場だったという点です。
この116523白文字盤は、2017年4月時点で約120万円といった水準だったのですが、当時の116520も同じような水準だったわけです。
一方、現在では116520よりも116523のほうが安価。ですから、現在116523にはいくつものお得要素があるといえるのです。