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現在相場考察

いくつものお得要素がある、デイトナ116523白文字盤

2024年2月13日更新
ロレックスのデイトナ116523について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年7月の安値と2024年2月の安値を比較し現在相場を考察。この1年7ヶ月での変動は¥-350,150だった。

デイトナ 白文字盤 116523についての考察(2024年2月)

デイトナにおいて、“2番目に安価”といえるのが、この116523

本来、コンビモデルはSSよりも高値なのですが、20年以上前から「市場ではSSのほうが高い」という現象があります。

また、SSにおいては「116520よりも16520のほうが高値」となっているのですが、コンビだと「16523が最も安値」という傾向があるわけで、この1165232番目に安価デイトナというポジションなのです。

さて、そんな116523ですが、現在116523全体のボトム価格にあるのが白文字盤。前回、この白文字盤をお伝えしたのは2022年7月でしたが、その際は約279万円となってしました。

それに対して、現在水準は約244万円

2022年7月⇒現在で約35万円の下落、残価率は約87%となっている様子があります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年7月
の安値
2024年2月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
白文字盤
116523
中古 1年
7ヶ月
¥2,798,000 ¥2,447,850 -350,150 87.49%

さて、この116523約87%という残価率は「どう」なのか。同じ世代のSSモデルである、116520(黒文字盤)の場合、同じ期間の残価率は約92%(変動額は約23万円のマイナス)となっています。

ですから、116520よりも116523のほうが下落率が高いわけで、お得感がある状態となっているといえます。

また、近頃16520では「黒文字盤が下落、白文字盤は上昇」といった現象が起こっているわけですが、116520でも白文字盤のほうが高値という傾向があります。

にもかかわらず、116523の場合白文字盤が安値という状態。

そういったことも含め、なにかと116523にはお得感があるわけですが、さらにもう1ついえることがあります。

それは、2017年頃まで、116523116520ほぼ同じ相場だったという点です。

この116523白文字盤は、2017年4月時点で約120万円といった水準だったのですが、当時の116520も同じような水準だったわけです。

一方、現在では116520よりも116523のほうが安価。ですから、現在116523にはいくつものお得要素があるといえるのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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