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現在相場考察

2018年との比較で1.5倍だが、スクーバSD38G

2024年2月16日更新
ブルガリのスクーバSD38Gについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年11月の安値と2024年2月の安値を比較し現在相場を考察。この5年3ヶ月での変動は¥295,000だった。

スクーバ SD38Gについての考察(2024年2月)

2023年から、2000年前後といった時期に現行だったブルガリが値上がりするようになっていますが、特にK18といった高級素材は目立った上昇となっているといえます。

そんなK18ブルガリの中でも、このスクーバSD38Gについては、2023年よりも前といった時期から「値動きする傾向」があったのです。

では、そんなSD38Gは今、どういった状態になっているかというと、その答えは約89万円

前回、このSD38Gをお伝えしたのは2018年11月でありますが、その際は約59万円でした。

SD38Gは、この5年3ヶ月という期間で30万円近い値上がりとなっているわけで、過去相場に対して1.5倍近い状態となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ブルガリ ディアゴノ スクーバ オートマチック SD38G(SD38GVD) K18YG/ラバー メンズ時計 ブラック 仕上げ済

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年11月
の安値
2024年2月
の安値
変動額 残価率
ブルガリ
スクーバ
SD38G
中古 5年
3ヶ月
¥598,000 ¥893,000 295,000 149.33%

さて、このSD38G「2018年との比較で1.5倍」といった状態は、「どうなのか?」というと、他のK18ブルガリと同じような動き方だといえます。

例えば、スポーツクロノCH35Gは2021年1月⇒2023年10月での残価率が150%。また、ブルガリブルガリBB33PLは2022年4月⇒2023年7月で約142%という数値です。

それに対して、このSD38Gは2018年11月⇒2024年2月で約149%ですから、他のK18ブルガリに対して「抜きん出ている」わけではありません。むしろ、他のK18ブルガリのほうが、より短期間で1.5倍といった動きを見せているわけです。

このSD38Gは、CH35Gなどが“動かなかった時期”から値動きする傾向があったため、そういった過去の傾向を考慮すると、「他のK18ブルガリよりも値動きしている状態」になっていることを期待したかったと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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