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現在相場考察

結構な値下がり状態、デイトナ116519メテオライト文字盤

2024年2月25日更新
ロレックスのデイトナ116519について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年3月の安値と2024年2月の安値を比較し現在相場を考察。この1年11ヶ月での変動は¥-2,979,350だった。

デイトナ メテオライト文字盤 116519についての考察(2024年2月)

2003年にデイトナ初の隕石ダイヤルとして登場した116519メテオライト文字盤。

登場した際、とてもインパクトがあったわけですが、筆者としても当時の記憶が鮮明に残っています。個人的には茶色の純正ストラップが印象的で、「とても良い」と思っていました。

そんな116519メテオライト文字盤でありますが、2022年3月には790万円台にまで急上昇。

その時期といえば、多くのモデルが「凄まじい上昇」といった値動きをしていたわけですが、このメテオライト文字盤は、2021年9月水準が498万円だったのに、2022年3月には約797万円になるという動きになっていました。

さて、そんな116519メテオライト文字盤でありますが、2022年3月から2年近く経過した今、その相場はどうなっているのか。

その答えは約499万円2021年9月水準とほぼ同等といった状態に戻ってしまっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年3月
の安値
2024年2月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
メテオライト文字盤
116519
中古 1年
11ヶ月
¥7,977,200 ¥4,997,850 -2,979,350 62.65%

2022年2月3月に急上昇したモデルが値下がりとなる事例は多いといえますが、2021年9月頃といった時期と同じぐらいにまで下落するのは、結構な値下がり状態といえるかと思います。

他のモデルの場合、“2022年2月頃と比較すると安価”でも“2021年夏水準よりはだいぶ高値”といった状態が珍しくありません。

ですから、このメテオライト文字盤のような下がり方をしている場合は、「2016年夏」や「2020年4月頃」などの本格的な下落トレンド時と同じような性質の値下がりだといえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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