去年の3月時点で「2022年2月3月よりも高値」となっていたヨットマスターの16623。
これは、5桁のヨットマスターしては最も後に追加されたモデルであり、登場はなんと2004年であります。
2004年といえば、ターノグラフが出た年。ターノグラフといえば、6桁世代の幕開けといえるため、この16623は“最も後に登場した5桁世代”だといえるかと思います。
そういった登場時期の特殊性もあってか、16623は以前から値動きが「他のヨットマスターとは一線を画す」といった傾向があります。また、「他のスポーツ系とも異なる」ともいえるでしょう。
そんな16623が、去年の3月という時期に「2022年2月頃よりも高値」となっていたことは、「らしい動き」だったといえるわけです。
さて、それから1年近くが経過したわけですが、16623(グレー文字盤)の現在水準はどうなっているでしょう。
その答えは、約181万円。
これは約1年水準を上回っているいるわけで、過去最高値更新といえる状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年3月 の安値 |
2024年2月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター グレー文字盤 16623 |
中古 | 0年 11ヶ月 |
¥1,699,500 | ¥1,816,860 | 117,360 | 106.91% |
16623には、記事で追っているグレー文字盤の他に白文字盤や青文字盤などのラインナップがありますが、全体のボトム価格は現在約174万円であります。
それに対して、2022年2月3月といった時期はどうだったかというと、約138万円。現在水準のほうが約36万円高い状態であるのです。
2022年2月3月といえば、スポーツ系などでは多くのモデルが「過去最高値更新」となった時期。今でも、その時期と比べると「値下がり状態」というモデルが多数派だといえます。
しかし、この16623の場合は、2022年2月3月との比較でも35万円以上も高値となっているわけですから、やはり「他のスポーモデルとは一線を画す値動き」といえるわけです。