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現在相場考察

1月水準に対して80万円近い上昇、GMTマスター2 116718LN緑文字盤

2024年3月4日更新
ロレックスのGMTマスター2116718LNについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年1月の安値と2024年3月の安値を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥796,270だった。

GMTマスター2 緑文字盤 116718LNについての考察(2024年3月)

2023年1月時点で「2021年6月水準よりも安価」となっていた116718LNの緑文字盤。

近年、緑色を含んだロレックスが人気という印象がありますが、この116718LNについては、緑ロレックスの中で“値下がりが目立っていた”といえた状態でした。

そして、今年1月時点でも116718LN緑文字盤の値下がり傾向は続き、2024年1月水準は2023年1月よりも約54万円安となっていたのです。

2023年1月時点で「2021年6月よりも安値」だったわけですから、それより50万円以上も値下がりするというのは、びっくりな値動きだったといえます。

そんな116718LN緑文字盤でありますが、そういった状態を補正するかのように、3月の今になって上昇傾向に転じている様子があります。

現在水準は約683万円。1月水準に対して80万円近い上昇となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年1月
の安値
2024年3月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター2
緑文字盤
116718LN
中古 0年
2ヶ月
¥6,038,890 ¥6,835,160 796,270 113.19%

この1年において、筆者はこの116718LN緑文字盤が気になっていたため、なるべくチェックするようにしていたのですが、最も安い時では580万円となっていました。

116718LN緑文字盤はそれを底値(近年における)として、現在までに回復傾向となっている様子があるわけですが、今の680万円台という水準になるまでは、筆者が予想していたよりも「早かった」といえます。

ただ、この116718LN緑文字盤は2021年6月時点で695万円だったため、大きく回復状態となっている現在水準をもってしても、未だ「2021年6月よりも安価」ということに変わりありません。

とはいえ、約683万円という現在水準は、2021年6月水準にだいぶ近づいた状態だといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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