腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

緑文字盤水準を抜かしている、アクアノート5168G-001

2024年3月10日更新
パテックフィリップのアクアノート5168G-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年4月の安値と2024年3月の安値を比較し現在相場を考察。この0年11ヶ月での変動は¥1,139,000だった。

アクアノート 5168G-001についての考察(2024年3月)

去年の4月に1098万円に下落していたアクアノート5168G-001

これは、初のWGアクアノートであると同時に、レギュラーモデルとして初めて青文字盤が採用されたモデルであります。

そのため、デビュー時から注目度が高かったのですが、その後5168Gに緑文字盤の-010が登場。

緑のアクアノートは、5168G-010が初だったため、注目度が更に高く、それ以来「青文字盤」である5168G-001は、緑よりも安価といった存在となってしまいました。

そんな5168G-001でありますが、2024年3月の今、異変が起こっている様子があります。

というのも、現在5168Gにおいて、青文字盤のほうが高値となっているからです。

5168G-001の現在水準は約1211万円となっており、2023年4月水準に対して約113万円の上昇といった状況。その結果、緑文字盤水準を抜かしているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります
パテックフィリップ アクアノート 腕時計 5168G-001 ブルー メンズ 中古A品

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年4月
の安値
2024年3月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
アクアノート
5168G-001
中古 0年
11ヶ月
¥10,980,000 ¥12,119,000 1,139,000 110.37%

現在、緑文字盤はボトム価格が1210万円、次に安価な個体が約1251万円。それに対して、こちらの青文字盤、5168G-001はボトム価格が約1211万円、次に安価な個体が1299万円と、緑文字盤よりも高いのです。

ボトム価格同士の比較では、1万円の差しかない状態でありますが、2番目に安価な個体を見ると、わかりやすく5168G-001のほうが高値といった様子になっているわけで、これまでの「緑が高い」という常識が覆されたといえる状況であります。

これまでも、「青対緑の相場差が狭まった」ということは何度かお伝えしてきましたが、ついに「青文字盤のほうが高くなった」ということになったわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。