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現在相場考察

ロレックスエクスプローラ2黒文字盤16570、文字盤色で価格差がなくなった

2016年11月2日更新
ロレックスのエクスプローラー216570について斉藤由貴生が執筆。本記事では2012年11月の安値(ヤフオク)と2016年11月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この4年0ヶ月での変動は¥138,000だった。

エクスプローラ2 黒文字盤 16570についての考察(2016年11月)

ステンレスのスポーツロレックス文字盤の色が選べるのはこのエクスプローラ2とデイトナぐらいでしょう。

そして、同じ時計でも文字盤色によって相場が違うというのもこれらモデルの特徴。

とはいえ、エクスプローラ2に関しては近頃文字盤色によって相場の差がなくなってきたように思えます。

この16570、特にロレックスブームの際は黒文字盤の人気がものすごく、当時高値だったエクスプローラ(14270)よりも“レア”という扱いだったこともあるぐらいです。

ロレックス エクスプローラー2 16570¥948,000〜¥3,298,000(2024年11月22日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2012年11月
の安値(ヤフオク)
2016年11月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
エクスプローラ2
黒文字盤
16570
中古 4年
0ヶ月
¥260,000 ¥398,000 138,000 153.08%

デイトナ16520/116520)の場合、今でも黒文字盤か白文字盤かによって相場が異なるという現象が残っていますが、エクスプローラ2においてこの現象は10年近く前に見られなくなりました。

16570はリーマンショック前であれば、どんなに安くても30万円を切ることは無かったのですが、その後は一気に20万円台前半という相場まで下落。

その際、かなり安値状態となった16570黒文字盤も白文字盤も同じような相場になったと思います。

そしてそこから今度は40万円以上という相場まで上昇。

ただ、最近はそこから若干値下がりして30万円台後半といった感じです。

筆者は最近、16570の白文字盤を2本目の時計として最適だと考えているのですが、この時計の良さは文字盤交換ができること。

確かに費用はかかってしまいますが、文字盤の色が違うと時計の印象がだいぶ違うものになるので、2年に1回ぐらい文字盤交換をして楽しむということができるのも16570の良さだと思います。

そしてこの時計、改めて見てみると、5桁リファレンス時代の良き時計という感じ。大きさといい、デザインといい、全体のバランスのまとまり具合が非常に良いと思います。

またこの時計、GMT機能が付いているというのもなかなかお得感のある要素。GMTといえばGMTマスターの印象が強いことは確かですが、ほぼ同等の機能がスポーツロレックス最安価格で手に入るというのはなんとも魅力的であると思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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