WGのロイヤルオークは意外と少ないためか、WGの中古相場は高めといった傾向があります。
ただ、相場が高めゆえに、2022年春にものすごく高かった結果、それから現在までの残価率が40%台という事例もあります。
しかしながら、今回紹介するWGのロイヤルオークは、結構強いといえる状態。
この25960BC.OO.1185BC.01は、2000年代前半頃に現行だったモデルで、14790などと同じ世代といえます。
2002年における定価は390万円(税別)だったわけで、当時のSSモデルの定価が100万円台だったことを考慮すると、“WGは雲の上”といった感覚でした。
それが、2018年時点において、25960BC.OO.1185BC.01は389万円という中古相場になっていたため、「定価で買ったとしても、16年後の残価率がほぼ100%」といえたわけです。
そんな25960BC.OO.1185BC.01でありますが、現在水準はなんと約1283万円という状態。
2018年8月水準との比較では、なんと約885万円も高くなっているわけです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年8月 の安値 |
2024年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク クロノグラフ 25960BC.OO.1185BC.01 |
中古 | 5年 7ヶ月 |
¥3,980,000 | ¥12,837,860 | 8,857,860 | 322.56% |
なお、この25960BC.OO.1185BC.01、2022年2月時点では約1440万円といった状態でした。
2022年2月といえば、このロイヤルオークといった人気ラグスポが「過去最高値を大幅更新」といった様子。また、その後下落したことにより、2022年春⇒現在までの残価率は60%台といった数値が珍しくありません。
しかし、この25960BC.OO.1185BC.01については2022年2月⇒現在における残価率が約89%。
2022年春水準と比べると値下がりしているものの、他の人気モデルと比べるとだいぶ高い数値となっているのです。
まして、先日お伝えした、ロイヤルオークのWGモデル、15503BCは同じ期間で残価率が約41%という数値であることを考慮すると、強い状態だと思います。
筆者個人的には、この25960BC.OO.1185BC.01の「正方形のインデックス」が魅力的に見えるわけですが、そういった見た目の“良さ”と、古い世代だから“安定している”という点が、この強さの理由なのかと推測しました。