腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

結構強いといえる状態、ロイヤルオーク25960BC.OO.1185BC.01

2024年3月28日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク25960BC.OO.1185BC.01について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年8月の安値と2024年3月の安値を比較し現在相場を考察。この5年7ヶ月での変動は885万7860円の値上がりだった。

ロイヤルオーク クロノグラフ 25960BC.OO.1185BC.01についての考察(2024年3月)

WGのロイヤルオークは意外と少ないためか、WGの中古相場は高めといった傾向があります。

ただ、相場が高めゆえに、2022年春にものすごく高かった結果、それから現在までの残価率が40%台という事例もあります。

しかしながら、今回紹介するWGのロイヤルオークは、結構強いといえる状態

この25960BC.OO.1185BC.01は、2000年代前半頃に現行だったモデルで、14790などと同じ世代といえます。

2002年における定価は390万円(税別)だったわけで、当時のSSモデルの定価が100万円台だったことを考慮すると、“WGは雲の上”といった感覚でした。

それが、2018年時点において、25960BC.OO.1185BC.01は389万円という中古相場になっていたため、「定価で買ったとしても、16年後の残価率がほぼ100%」といえたわけです。

そんな25960BC.OO.1185BC.01でありますが、現在水準はなんと約1283万円という状態。

2018年8月水準との比較では、なんと約885万円も高くなっているわけです。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年8月
の安値
2024年3月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
クロノグラフ
25960BC.OO.1185BC.01
中古 5年
7ヶ月
¥3,980,000 ¥12,837,860 8,857,860 322.56%

なお、この25960BC.OO.1185BC.01、2022年2月時点では約1440万円といった状態でした。

2022年2月といえば、このロイヤルオークといった人気ラグスポが「過去最高値を大幅更新」といった様子。また、その後下落したことにより、2022年春⇒現在までの残価率は60%台といった数値が珍しくありません。

しかし、この25960BC.OO.1185BC.01については2022年2月⇒現在における残価率が約89%

2022年春水準と比べると値下がりしているものの、他の人気モデルと比べるとだいぶ高い数値となっているのです。

まして、先日お伝えした、ロイヤルオークのWGモデル、15503BCは同じ期間で残価率が約41%という数値であることを考慮すると、強い状態だと思います。

筆者個人的には、この25960BC.OO.1185BC.01の「正方形のインデックス」が魅力的に見えるわけですが、そういった見た目の“良さ”と、古い世代だから“安定している”という点が、この強さの理由なのかと推測しました。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。