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現在相場考察

15400STよりも高値、ロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.01

2024年4月1日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.01について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年11月の安値と2024年3月の安値を比較し現在相場を考察。この1年4ヶ月での変動は64万8000円の値上がりだった。

ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.01についての考察(2024年3月)

ロイヤルオーク15300STは、2005年登場の3針モデルでありますが、2012年により大きなサイズの15400STが出たタイミングで廃盤となっています。

15300ST39mm15400ST41mmといったサイズなのですが、中古相場では「大きいほうが高い」、もしくは「新しいほうが高い(ヴィンテージ除く)」といった法則があるため、これまで15300ST15400STよりも少し安価といったポジションだったわけです。

しかし今、そんな15300STが躍進。

長らく、記事では白文字盤の15300ST.OO.1220ST.01をお伝えしているのですが、現在水準はなんと500万円以上となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年11月
の安値
2024年3月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15300ST.OO.1220ST.01
中古 1年
4ヶ月
¥4,680,000 ¥5,328,000 648,000 113.85%

なお、現在15300STで最も安価となっているのが、黒文字盤の15300ST.OO.1220ST.03。ただ、それを例としてもボトム価格は約498万円「ほぼ500万円」といえる状態が見られます。

それに対して、15400ST系で最も安価な15400ST.OO.1220ST.02は約488万円といった状態。

15400ST.OO.1220ST.02よりも15300ST系全般のほうが高値となっているのです。

筆者は、2018年から積極的に15300ST15400STを記事でお伝えしたしてきましたが、15400STよりも15300STのほうが高値」というのははじめて見ました。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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