ブレスレット仕様のパネライがロレックス的だとしたらこのPAM00062はパテックフィリップ的なパネライという印象です。
かつて金無垢ケースが基本というパネライの中でも豪華なラインナップだったラジオミール。
その頃のモデルはダイヤ文字盤を含むと様々なラインナップがあるのですが、通常のモデルというくくりの中ではホワイトゴールド(PAM00062)とピンクゴールド(PAM00103)というシンプルなラインナップです。
この2つ、全く同じラインナップのようにも見えますが、実はホワイトゴールドのほうが1年先に登場し、1年先に生産中止となっています。
ピンクゴールドのモデルはポツポツと売られているのを見かけるのですが、ここ最近、ホワイトゴールドのほうは見かけることがかなり少なくなっているのです。
そして、本当に久しぶりに見かけたのがこの記事の個体。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年8月 の安値(ヤフオク) |
2016年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オフィチーネパネライ
ラジオミール PAM00062 |
中古 | 6年 2ヶ月 |
¥819,000 | ¥1,080,000 | 261,000 | 131.87% |
現在、ピンクゴールドのPAM00103のほうは130万円台で売られているのに対して、この個体はなんと100万+税という価格!
これ、非常にお買い得だと思われます。
ホワイトゴールドのこのPAM00062はPAM00103より数が少ない傾向があり、基本的にPAM00103より高値で取り扱われるのが半ば常識。
しかし、最近流通が少なさ過ぎて評価基準がリセットされてしまったのか、かなり安い額で販売されているのです。
ちなみにこの時計、2000年前半までは60万円台の腕時計という感じ。
それが2000年代後半にかけてどんどん値上がりしていき、100万円近くまで相場が上昇します。
それでいてリーマンショック時でもそんなに値下がりすることはなく、80万円台をキープしていたのです。
それからの値上がりはさらにすごく、近年では150万円近くで売られているというのも珍しくないという状況です。
ということでこの時計、かなり数が少ない上に、最近の相場と比較してかなり割安に販売されているという貴重な1本です。
確かに過去価格と比較すると値上がりしているのは確かですが、
というこのツボな要素満載な高級ラジオミールは今後も需要があると思われます。