今はなき「エンジンターンドベゼル」のロレックスですが、それを搭載した最後の世代といえるのが、エアキングの114210だといえます。
116の6桁世代のエアキングは、「フルーテッドベゼル」までもが用意され、歴代エアキングとしてはラインナップが多彩だったといえます。
しかし、2014年頃からは「エアキング」というペットネームがとれ、自動的にオイスターパーペチュアルに移行。また、2016年には116900が登場し、エアキングは「1つだけのラインナップ」、かつスポーツ系となったのです。
116900が登場してから数年ぐらいの間は、114210といった世代のエアキングは、「なんだか不思議な世代」といった感覚で、あまり中古相場で目立った評価とはなっていなかったといえます。
しかし、ここ最近、この世代のエアキングが評価されるように変化。「今では手に入らない」といった感覚が強くなったのかもしれません。
前回、この114210をお伝えしたのは2023年7月でありますが、その際は約65万円という水準でした。
そして、それから9ヶ月後の今、114210はなんと約74万円といった状態。この数カ月間において、60万円台⇒70万円台といった価格ステージの変化をしているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年7月 の安値 |
2024年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エアキング 銀文字盤 114210 |
中古 | 0年 9ヶ月 |
¥658,350 | ¥744,800 | 86,450 | 113.13% |
114210は、「今評価されている」といえます。
近頃のロレックスといえば、多くのモデルが『2022年3月頃が最も高かった』という傾向がありますが、114210は2022年3月水準よりも現在の方が高値であります。
そういった意味で、114210は今がまさに「過去最高値」といえる状態であるわけで、現在進行系で評価が高まっているモデルであるのです。