今回は、希少でありながらも現在のメーカー希望小売価格に比べると、非常にお得感のあるモデルをご紹介したいと思います。ぜひ最後までご覧ください!
【目次】
◆ 「Ref.5370P-011」 『スプリットセコンド クロノグラフ』PT
◆ まとめ
「Ref.5370P-011」
『スプリットセコンド クロノグラフ』PT
美しい”グラン・フー エナメル”のブルーを文字盤に配して、2020年に登場した『スプリットセコンド クロノグラフ』「Ref.5370P-011」。
色鮮やかでモダンなデザインに仕上げられた、現在の【パテックフィリップ】を代表するモデルの一つと言っても過言ではないでしょう。
ちなみに「Ref.5370P」が最初に登場したのは2015年。ブラックエナメルと、ブレゲ数字のアラビアインデックスの組み合わせで登場した「Ref.5370P-001」が最初になりますが、どこかクラシカルな印象の妖艶なデザインに仕上げられていました。当店でも2本の販売実績はございますが、市場への出回りは今もなお極めて少ない状況が続いている、非常に希少なモデルであります。
ここで、今回ご紹介のモデルの文字盤仕様”グラン・フー”について、あまり聞きなれない方も多いと思いますので簡単にご説明したいと思います。
グラン・フー文字盤とは?
“グラン・フー”とは「偉大な炎」との意味を持ち、約800~1000度という高温の炉で、幾度に渡って焼き上げ、美しいガラス皮膜の強固なエナメル面を作る技法のこと。自社基準を満たす仕上がりの文字盤を作り出すのは、熟練の技術者においても至難の業とされている。
均一で光沢感のある鮮やかなブルーの本七宝文字盤を眺めていると、【パテックフィリップ】の技術力の高さを感じざるを得ませんね。
ケース径は41mm、そしてその形状には歴史的なモデル「Ref.1436」を彷彿とさせるデザインが採用されています。一方で、ケース側面中心部分の凹んだ箇所にはサテン仕上げが施されているなど、新たなデザインも盛り込まれ、同時に進化も遂げています。
※「Ref.1436」は、1930年代後半に登場し、30年以上の製造期間がありましたが、製造個数は極めて少ないと言われている、”スプリットセコンド クロノグラフ”を搭載した歴史的なモデルの一つであります。
スケルトンバックから鑑賞いただける手巻きムーブメント「Cal.CHR 29-535 PS」は、スプリットセコンド機能の他、独自開発のジャイロマックステンプも備えた複雑機構となっており、”スプリットセコンド”に特化したムーブメントとなっています。総パーツ数312個からなるこの立体的なムーブメントは芸術的で非常に美しく、ずっと見ていても飽きない程、巧みに作り込まれています。
保証書日付は2022年6月。保管による皺がアリゲーターベルトに見られますが、全く着用されていない未使用品です。
気になる販売価格は、29,700,000円(税込)
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2024年3月時点のメーカー希望小売価格は、44,860,000円(税込)。なんと、メーカー希望小売価格と比べると、約1500万円もお得です!!市場での出回りも少ないモデルでありながらも、未使用品で販売価格も抑えられていますので、お探しの方には特にオススメです。今後、国内でのメーカー希望小売価格が下がることは考えづらく、上昇の一途を辿っていくのではと思われますので、お探しの方はお早目に検討されることをオススメいたします!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もちろんモデルにもよりますが、当店ではここのところ、【パテックフィリップ】の動き(回転)が非常に速くなっております。一つとして、メーカー希望小売価格と二次流通市場での価格が乖離していることで購入のアクション繋がっているのではと思いますが、ご検討されている方には”追い風”の状況が続いているかと思います。次の入荷がいつになるかは皆目見当もつきませんので、お探しの方はこの機会をお見逃しなく!!
引き続き、みなさまにとって有益な情報を少しでも多くお伝えしていければと思いますので、次回のパテック論を楽しみにお待ちください。
ではまた!