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現在相場考察

2010年代世代のカルティエも値動きしている、カリブルダイバーW2CA0008

2024年4月17日更新
カルティエのカリブルW2CA0008について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年11月の安値と2024年4月の安値を比較し現在相場を考察。この6年5ヶ月での変動は¥90,200だった。

カリブル ダイバー W2CA0008についての考察(2024年4月)

このところ、90年代に現行だった世代を中心に、上昇傾向が目立っているカルティエですが、2010年代世代でもやや上昇といった様子が見られるようになってきました。

今回お伝えするのはカリブルダイバーですが、カリブルといえば、カルティエが「自社製ムーブメント」を全面にアピールしたシリーズ。登場は2010年で、レギュラーモデルのとしては初の自社製ムーブメント搭載モデルだといえます。

それまで、タンクアビスなど、CPCPといった特殊ラインナップに自社製ムーブメントを搭載していたカルティエですが、このカリブルのような『売れ筋モデル』に自社製ムーブメントを搭載したということが“新時代のカルティエといった印象に映りました。

このダイバーのW2CA0008は、青いセラミックベゼルとK18のコンビカラーが美しく、通常のカリブルとは異なる雰囲気を醸し出しているといえます。

W2CA0008は、2017年時点で約78万円という水準でしたが、現在ボトム価格は88万円という状態。約6年前と比較して、9万円ほどの上昇となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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【楠本質店/元住吉】カルティエ/CARTIER カリブル ドゥ カルティエ ダイバー Ref.W2CA0008 自動巻 K18PG × ブルーセラミック × ステンレス

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年11月
の安値
2024年4月
の安値
変動額 残価率
カルティエ
カリブル
ダイバー
W2CA0008
中古 6年
5ヶ月
¥789,800 ¥880,000 90,200 111.42%

筆者は、このW2CA0008を見たときに「格好良い」と思ったため、このような上昇傾向となっているのは納得だと思いました。

W2CA0008の値動きは、約9万円といった規模であるため、90年代カルティエの「2倍、3倍」といった動きからすると弱いといえますが、2010年代世代のカルティエも値動きしているということが重要だと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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