このところ、90年代に現行だった世代を中心に、上昇傾向が目立っているカルティエですが、2010年代世代でもやや上昇といった様子が見られるようになってきました。
今回お伝えするのはカリブルダイバーですが、カリブルといえば、カルティエが「自社製ムーブメント」を全面にアピールしたシリーズ。登場は2010年で、レギュラーモデルのとしては初の自社製ムーブメント搭載モデルだといえます。
それまで、タンクアビスなど、CPCPといった特殊ラインナップに自社製ムーブメントを搭載していたカルティエですが、このカリブルのような『売れ筋モデル』に自社製ムーブメントを搭載したということが“新時代のカルティエ”といった印象に映りました。
このダイバーのW2CA0008は、青いセラミックベゼルとK18のコンビカラーが美しく、通常のカリブルとは異なる雰囲気を醸し出しているといえます。
W2CA0008は、2017年時点で約78万円という水準でしたが、現在ボトム価格は88万円という状態。約6年前と比較して、9万円ほどの上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年11月 の安値 |
2024年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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カルティエ
カリブル ダイバー W2CA0008 |
中古 | 6年 5ヶ月 |
¥789,800 | ¥880,000 | 90,200 | 111.42% |
筆者は、このW2CA0008を見たときに「格好良い」と思ったため、このような上昇傾向となっているのは納得だと思いました。
W2CA0008の値動きは、約9万円といった規模であるため、90年代カルティエの「2倍、3倍」といった動きからすると弱いといえますが、2010年代世代のカルティエも値動きしているということが重要だと思います。