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現在相場考察

過去最大規模の値動き、GSTクロノグラフプラダIW370802

2024年4月19日更新
IWCのGSTIW370802について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年9月の安値と2024年4月の安値を比較し現在相場を考察。この1年7ヶ月での変動は17万6750円の値上がりだった。

GST クロノグラフ プラダ IW370802についての考察(2024年4月)

2022年頃から、2000年世代などの一部モデルが目立った上昇をするようになったIWC

しかし、それ以降は値動きが停滞気味となっている雰囲気もあり、メカニカルフリーガーのIW370607などは、2022年にガバっと伸びて以降、現在まで大きく変化なしといった状態だといえます。

そんなIWCでありますが、2022年に上昇し、それから今にかけてもさらに上昇という値動きをしているモデルが存在。

それが、このGSTクロノIW370802でありますが、これはプラダとのコラボモデルであります。

プラダとのコラボモデル、というように強いキャラクターを持っているIW370802でありますが、2021年ごろまでは「あまり変動しない」という状態が続いていたといえます。

それが2022年、IW370802は大きく変化。それまで40万円前後といった水準だったのが、約50万円になったのです。

そして今、IW370802約68万円という水準にまで上昇。

2022年9月⇒現在までにかけて約17万円の値上がりとなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年9月
の安値
2024年4月
の安値
変動額 残価率
IWC
GST
クロノグラフ
プラダ
IW370802
中古 1年
7ヶ月
¥508,250 ¥685,000 176,750 134.78%

2022年にIWCは「値上がり」が目立っていましたが、その最中、このIW370802の変動は『約10万円の上昇(2018年9月⇒2022年9月)』といったところでした。

それに対して、今回の変動額は約17万円という状態。これは、IW370802としては過去最大規模の値動きだといえます。

ちなみに、このIW370802、2018年時点でも約40万円でしたが、中古相場が全体的に安かった2010年時点でも40万円台に位置していました。

ですから、IW370802は2022年に約50万円となるまで、10年以上にわたって変動しなかったわけですが、それが今や68万円という状態。一気に評価されるようになったといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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