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現在相場考察

過去2番目に高値だが、GMTマスター16700青赤ベゼル

2024年4月21日更新
ロレックスのGMTマスター16700について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年1月の安値と2024年4月の安値を比較し現在相場を考察。この1年3ヶ月での変動は¥180,000だった。

GMTマスター 青赤ベゼル 16700についての考察(2024年4月)

GMTマスター」の最終モデルである16700。“II”でない16700には、『黒赤』がなく、『青赤』か『黒』ベゼルのみの展開となっています。

1956年に登場した「GMTマスター」でありますが、1983年に「GMTマスター2」が登場。当初は、クラシカルな16750と、当時最新鋭の16760(通称:ファットレディー)という見た目の棲み分けがなされていたわけですが、5桁世代からは、見た目が「そっくり」となっていました。

そのためか、「GMTマスター」は1999年をもって廃止。その最終モデルが、16700のA番であります。

今回、記事でお伝えするのは「A番」というわけではなく、『青赤ベゼル』を有する16700の現在相場。

前回、16700(青赤)をお伝えしたのは、昨年1月でありますが、その際は約140万円に値下がりしていた様子がありました。

そんな16700(青赤)でありますが、現在水準は158万円に回復しています。

本記事で参考とした中古腕時計

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飯能本店ROLEX ロレックス GMTマスターI W番 1994年製 16700 腕時計 メンズ DH80641

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年1月
の安値
2024年4月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター
青赤ベゼル
16700
中古 1年
3ヶ月
¥1,403,000 ¥1,583,000 180,000 112.83%

2022年9月まで、16700は「ずっと上昇傾向」といった様子がありましたが、2023年1月に「値下がり傾向」となった経緯があります。

この16700青赤ベゼルは、2022年2月水準が約152万円だったのに対し、2022年9月は約164万円に上昇。人気スポーツモデルの多くは、2022年2月頃が「過去最高値」であるのに対し、16700は9月になっても上昇が続いていたのです。

それが、2023年1月になると16700は下落。その際、約140万円となっていました。

そして今回、16700(青赤)は、158万円となっているわけですが、これは2022年9月のピーク時に近い状態にまで回復したといえるかと思います。

なお、GMTマスターシリーズは、現行の『青赤』、126710BLROが近頃、上昇傾向となっている様子があり、その相場は現在、330万円台となっています。

16700は、今回“過去2番目に高値”といった状態になっているわけですが、それでも現在水準は126710BLRO半値以下

現在、「青赤」という要素は大人気といえるわけですが、その「元祖(の最終型)」を現行モデルの半値以下で購入できるというのは、穴場だと筆者は思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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