14790STが現行だった時代、このオフショアの25940SK.OO.D002CA.02は、「ずいぶん高いSSモデル」といった印象があったといえます。
というのも、2002年ごろにおいて、25940SK.OO.D002CA.02の相場(当時は新品実勢価格)がSSモデルの中で最も高値な部類だったからです。
14790ST(青文字盤)が55万円程度で購入可能だったのに対し、この25940SKは120万円以上。ちなみに、ノーチラス3710/1Aは約87万円、アクアノート5065/1Aは約92万円だったため、25940SKは抜きん出て高いラグスポだったといえます。
しかしながら、2010年代になると相場は逆転。現時点で、青文字盤の14790STは約409万円となっている一方、前回この25940SKをお伝えした時点では、319万円でした。
こうなったのは、2018年以降ロイヤルオークが中古相場で「伸び」を見せた際、オフショアが反応しなかったからです。
特に2020年8月からはロイヤルオークの伸びが凄まじくなったため、25940SKと14790STとの差は伸びる一方でした。
そんなオフショアの25940SK.OO.D002CA.02でありますが、2022年になると目立って上昇へと変化。2021年6月⇒2022年5月で約70万円の上昇となったのです。
その後も25940SK.OO.D002CA.02の上昇は続き、2022年10月時点では319万円に達していました。
2022年といえば、4月以降は値下がりという印象がありますが、この25940SK.OO.D002CA.02については、目立った上昇となっていたのです。
しかし今、2022年からの上昇傾向とは一転して、25940SK.OO.D002CA.02は値下がり傾向へと変化。
現在水準は、約293万円となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年10月 の安値 |
2024年4月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオークオフショア 25940SK.OO.D002CA.02 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥3,190,000 | ¥2,938,000 | -252,000 | 92.10% |
2022年10月に「300万円超え」となった25940SK.OO.D002CA.02ですが、現在では300万円割れという状態。
現在水準は、2022年10月との比較で約25万円安となっています。
2022年以降、「上昇の勢い」があった25940SK.OO.D002CA.02ですが、その勢いに歯止めがかかった様子になっているといえます。