2024年2月の初めに、公式ホームページから『ノーチラス クロノグラフ』が全素材で生産終了、『ノーチラス プチコンプリケーション』も革ベルト仕様が生産終了、さらに『アクアノート トラベルタイム』もSS(ステンレススチール)ケースが生産終了と、大きな衝撃が走りましたね。そんな中で迎えた新作見本市で、一体どんなモデルが発表されるのか、ここ数年の中でも特に期待していましたが、さすが【パテックフィリップ】と言えるようなモデルもございました!
ということで今回は、”Watches and Wonders Geneve 2024″で発表された新作モデルについて、私が特に気になったモデルをピックアップし、みなさまにご紹介したいと思います。
【目次】
◆ 『ワールドタイム』18KWG 「Ref.5330G-001」
◆ 『ノーチラス クロノグラフ』18KWG 「Ref.5980/60G-001」
◆ 『アクアノート トラベルタイム』18KWG 「Ref.5164G-001」
◆ 『アニュアルカレンダー ムーンフェイズ』18KWG 「Ref.5396G-017」
◆ まとめ
『ワールドタイム』18KWG
「Ref.5330G-001」
ブルーグレー オパーリン文字盤、デニム柄のカーフスキンバンドが特徴的な『ワールドタイム』「Ref.5330G-001」。
文字盤中央部分の”カーボン”パターン、ブルーグレーの色味は、2019年に1000本限定で登場した「Ref.6007A」を彷彿とさせますが、正直”カッコいい”の一言に尽きます。また、40mmにサイズアップされたケース径は、”小さ過ぎず、大き過ぎない”絶妙なサイズで使い勝手も抜群です。
また、東京で開催された”ウォッチアート グランド エキシビション(東京2023)”にて登場した300本限定の『ワールドタイム』「Ref.5330G-010」。ただでさえ複雑な”ワールドタイム機構”にポインターデイトが追加されて登場しましたが、このムーブメントを搭載した”レギュラーモデル”がいずれ発表されると思っておりましたが、意外と早く登場したことに少々驚きました。
アリゲーターベルトの場合、ドレッシーな印象が強く出でしまいますが、このような素材を新たに採用することで、また違った魅力を放っていると思います。私見ではありますが、今年の新作モデルの中で断然”イチオシ”です!!
『ノーチラス クロノグラフ』18KWG
「Ref.5980/60G-001」
18KWG(ホワイトゴールド)ケースを初めて採用して登場した『ノーチラス クロノグラフ』「Ref.5980/60G-001」。
インダイヤルと同色のブルーグレーの文字盤、ハンドステッチの入った、文字盤と同色(ブルーグレー)で、デニム柄のカーフバンドを採用、、、新作の「ワールドタイム」で既にハートを射抜かれましたが、こちらも私のハートに突き刺さりました。(笑)
また、付属しているファブリック柄のブルーグレー コンポジットバンドもとても気になりますね。【パテックフィリップ】の遊び心を感じつつも、これまでとは全く異なる魅力的なモデルとして発表してくるのは、”さすが”の一言に尽きます。早く実機を見たいですし、あわよくば私も欲しいです!(笑)
『アクアノート トラベルタイム』18KWG
「Ref.5164G-001」
前述の『ノーチラス クロノグラフ』同様、18KWG(ホワイトゴールド)ケースを初めて採用して登場した『アクアノート トラベルタイム』「Ref.5164G-001」。
ブルーグレーの文字盤は『アクアノート ルーチェ』「Ref.5261R-001」にも使用されておりますが、公式ホームページの画像を見る限りでは、似て非なる色味に見えます。文字盤の説明においても、”ブルーグレー オパーリン”と書かれており、若干色味が明るく感じます。実機を確認しないと明言は出来ませんが、おそらく色味は違うのでは?と思います。
文字盤と同じ色味(ブルーグレー)のコンポジットバンドは、おそらく「Ref.5261R-001」と同様であると思いますが、もしこのバンドも若干の色味の違いがあるのであれば、もう感服するしかないですね。(笑)
今回の新作モデルの中でも、良い意味で”置きに来た(間違いの無い)”カッコよさを持ったモデルです!
『アニュアルカレンダー ムーンフェイズ』18KWG
「Ref.5396G-017」
2024年に生産終了となった18KRG(ローズゴールド)ケース「Ref.5396R-015」と入れ替わるように発表された『アニュアルカレンダー ムーンフェイズ』「Ref.5393G-017」。
ブラックグラデーションのブルーソレイユ文字盤が鮮やかで美しいですが、ケース、針、ミニッツのドッド、インデックスのダイヤ留めの色味が異なるだけで印象が全く違って見えるのは不思議ではないでしょうか。また、元祖”カラトラバ”である「Ref.96」の流れを汲むケースデザイン、カレンダーの配置はまさに美しいの一言ですね。
“アニュアルカレンダー “は言葉の通り、年に一回のみカレンダー調整が必要な機構ですが、調整も非常に簡単で、デイリーユースに非常に適しています。どんな方にもピッタリの一本ですので、ぜひ一度手に取ってみていただきたいです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
2024年の新作として”11本”のモデルが発表されましたが、中でも特に気になった4本をピックアップして、今回ご紹介させていただきました。どのモデルもいち早く実機を手に取ってみたいところです!
ではまた!