腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

3ヶ月で5711/1A青文字盤と相場が逆転、ノーチラス5712/1A-001

2024年5月13日更新
パテックフィリップのノーチラス5712/1A-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2024年1月の安値と2024年5月の安値を比較し現在相場を考察。この4ヶ月での変動は224万円の値上がりだった。

ノーチラス 5712/1A-001についての考察(2024年5月)

このところ、3針ノーチラス、特に5711青文字盤が回復傾向となっている雰囲気がありますが、5712/1A-001は今年1月時点で値下がり傾向となっていました。

1月時点で5712/1A-0011400万円台となっていたのですが、当時5711青文字盤は1700万円以上といった状態。3針よりもコンプリケーションのほうが300万円近く安価だったのです。

そんな5712/1A-001でありますが、現在水準は1654万円にまで上昇。

その一方で、5711青文字盤は約1556万円となっているため、3針よりもコンプリケーションが高値という状態に戻ったといえます。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります
パテックフィリップ(PATEK PHILIPPE)ノーチラス 5712/1A-001 プチコンプリケーション メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2024年1月
の安値
2024年5月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
5712/1A-001
中古 0年
4ヶ月
¥14,300,000 ¥16,540,000 2,240,000 115.66%

5711青文字盤と、この5712/1A-001は、2018年頃から本来の価格序列(定価)に対して、中古相場が逆転するという現象が見られるようになりましたが、そういった変化は一度起こるとしばらく続くという傾向があったといえます。

しかし今年の場合、1月時点では「5711青文字盤のほうが300万円高」という状態だった一方、それから3ヶ月で「5712のほうが、5711青文字盤よりも100万円程度高値」となっているのです。

こういった傾向を見ると、相場が落ち着かないようにも感じますが、筆者個人的な見解としては、このような乱高下気味となったあとは「落ち着く」事例が多いように思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。