このところ、3針ノーチラス、特に5711青文字盤が回復傾向となっている雰囲気がありますが、5712/1A-001は今年1月時点で値下がり傾向となっていました。
1月時点で5712/1A-001は1400万円台となっていたのですが、当時5711青文字盤は1700万円以上といった状態。3針よりもコンプリケーションのほうが300万円近く安価だったのです。
そんな5712/1A-001でありますが、現在水準は1654万円にまで上昇。
その一方で、5711青文字盤は約1556万円となっているため、3針よりもコンプリケーションが高値という状態に戻ったといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年1月 の安値 |
2024年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ノーチラス 5712/1A-001 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥14,300,000 | ¥16,540,000 | 2,240,000 | 115.66% |
5711青文字盤と、この5712/1A-001は、2018年頃から本来の価格序列(定価)に対して、中古相場が逆転するという現象が見られるようになりましたが、そういった変化は一度起こるとしばらく続くという傾向があったといえます。
しかし今年の場合、1月時点では「5711青文字盤のほうが300万円高」という状態だった一方、それから3ヶ月で「5712のほうが、5711青文字盤よりも100万円程度高値」となっているのです。
こういった傾向を見ると、相場が落ち着かないようにも感じますが、筆者個人的な見解としては、このような乱高下気味となったあとは「落ち着く」事例が多いように思います。