ロレックスのコンプリケーションモデルといえば『ヨットマスター2』と『スカイドゥエラー』でありますが、今年ヨットマスター2が廃止。現行唯一のコンプリケーションモデルがスカイドゥエラーということになります。
スカイドゥエラーが出たのは2012年でありますが、その際「年次カレンダー」という内容に多くの人が驚いたといえます。
しかし、そういったデビュー当時のインパクトとは逆に、スカイドゥエラーの中古相場は相対的に高くないといえる状態。これは、ヨットマスター2も同様であるため、コンプリケーション系への評価は今、「低い」といえるでしょう。
また、これらコンプリケーションの中でもWGモデルは特に不人気といった様子。以前からお伝えしてきたように、ヨットマスター2の116689は、長らく500万円未満で購入可能でした。
ただ、116689は先日520万円台にまで上昇。過去最高値更新といった状態を見せています。
それに対して、スカイドゥエラーのWGモデル、326939の現状はどうなっているかというと、こちらはなんと1年前に対して値下がり状態。
2023年5月において326939は約527万円だったのですが、現在は約491万円。
「500万円未満⇒500万円以上」となったヨットマスター2とは真逆の動きをしているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年5月 の安値 |
2024年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
スカイドゥエラー 白文字盤 ローマン 326939 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥5,277,800 | ¥4,919,860 | -357,940 | 93.22% |
この326939は、2021年12月に約428万円という状態でしたが、2022年5月には638万円にまで上昇。
そしてその後は値下がり傾向となり、去年の5月に約527万円となっていたのです。
2022年5月⇒2023年5月という時期でこういった値下がりとなるのは、よくある動きといえますが、2023年5月から今にかけて「さらなる値下がり」となっているのは、気になる動きだといえます。
同じコンプリケーション、なおかつWGのヨットマスター2が上昇している今、スカイドゥエラーは逆に値下がり。スカイドゥエラーの326939は、お得感がある状態です。
ちなみに、デイデイトの128239(2015年デビュー)をこの326939(2012年デビュー)と同じ世代とするならば、現在WGデイデイトとの比較でもスカイドゥエラーは安価であります。
128239(ホワイト、ローマン文字盤)は、現在580万円である一方、この326939は約491万円。コンプリケーションモデルという内容を持つにも関わらず、デイデイトよりも約90万円安となっているのです。