2022年に登場した、ディープシーの現行モデル136660。これまで、「シードウェラー ディープシー」というモデル名だったのが、今年2024年の新作発表時から「ディープシー」に変更されました。
その結果、文字盤上からも「SEA-DWELLER」が消滅し、「DEEPSEA」単体表記となったのです。
136660には、黒文字盤とDブルー文字盤がありますが、それぞれ「DEEPSEA」の配置が異なり、黒文字盤については、文字盤上部に表記されていました。
それが、「DEEPSEA」単体表記となってからは、Dブルー文字盤と同じ位置に移動。そのため、旧文字盤と、今年発表の新文字盤とでは見た目の雰囲気が異なります。
136660黒の旧文字盤は生産期間が2年程度と短いため、5年10年ほど前の相場トレンドであれば、「新文字盤発表後に上昇」となっていたかもしれません。
しかしながら、ここ2年3年ぐらいのトレンドでは、「短命モデル」や「文字盤仕様違い」などが以前ほど評価されなくなっているため、この136660についても急激な上昇は起こっていないといえます。
とはいえ、このところ相場は上昇傾向といった様子となっており、136660黒文字盤は1年前と比べて約15万円の上昇となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年5月 の安値 |
2024年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
シードゥエラー 黒文字盤 136660 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥1,926,100 | ¥2,078,000 | 151,900 | 107.89% |
136660黒文字盤は、去年の5月時点で約192万円。200万円を切った状態だったのですが、その中古相場には「定価割れ」という側面もありました。
それに対して、現在相場は約207万円ですから、かろうじて定価以上となっている状態だといえます。(2024年1月改定の136660黒文字盤の定価は約204万円)
136660黒文字盤が現在のような状態となったのは、「文字盤変更効果による上昇」というよりも、定価や他のモデルの上昇に影響された動きといったように感じます。