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腕時計特集

超希少!!『パーペチュアルカレンダー ムーンフェイズ レトログラード』をご紹介!!

2024年5月27日更新

ここのところ過ごしやすい日が増え、半袖で過ごしている方も多く見掛けますが、やはりそんな時に腕元にカッコ良い、美しいモデルが備わっているだけで、周囲からの見え方がガラッと変わることに違いありません。そんな今回は、大変希少で美しいハンドクラフトのモデルが久しぶりに入荷しましたので、そちらをご紹介したいと思います。

なかなかお目に掛かれないモデルですので、ぜひ最後までご覧ください!!

【目次】
◆ 「Ref.5160/500G-001」 『パーペチュアルカレンダー ムーンフェイズ レトログラード』18KWG
◆ まとめ

「Ref.5160/500G-001」
『パーペチュアルカレンダー ムーンフェイズ レトログラード』18KWG

2016年に登場した希少モデルで、ハンドエングレービング(手彫り)によって仕上げられた彫金が非常に美しい『パーペチュアルカレンダー ムーンフェイズ レトログラード』「Ref.5160/500G-001」。

ケース、バックルに緻密なデザインが施されているこちらは、懐中時計からインスピレーションを受け、熟練の彫金師が伝統的な工具を用いて製造されています。限定品ではございませんが、正規販売店でも簡単に入手出来るモデルでは無く、生産本数も極めて少ないため、存在自体を知らない方もいるのではないでしょうか。

ちなみに当店では運良く、こちらのモデルを2本と、初代の「Ref.5160G-001」未開封品(シールド)を1本、過去にお取り扱いしていますが、やはりどれもが何度見ても美しいの一言に尽きますね。
※初代「Re.5160G-001」につきましては、過去にご紹介していますので、気になる方はそちらも合わせてお読みいただけますと幸いです。

⇒阿部泰治のパテック論~第25回~についてはコチラから

「Ref.5160/500G-001」をご紹介するにあたり、初代モデル「Ref.5160G-001」と比較しながらお話ししていきたいと思います。


*左:「Ref.5160G-001」 右:「Ref.5160/500G-001」

初代「Ref.5160G-001」では、文字盤インデックスにローマ数字が採用されており、クラシックな雰囲気が強くなっていましたが、今回紹介する「Ref.5160/500G-001」にはアラビア数字が採用されたことで、柔らかい雰囲気へと変化しています。ここに関しては、それぞれに良さがあり好みが分かれるところですね。

また少々分かりづらいですが、どちらのモデルにも18KWG(ホワイトゴールド)仕様のラグのネジ頭やリューズにももちろん彫金が施されております。ネジやリューズを交換する場合、取り寄せが可能なのか、また幾らするのか、想像するだけで怖いですね。(笑)


*左:「Ref.5160G-001」 右:「Ref.5160/500G-001」

裏蓋に施されている基本的な彫金のデザインも異なっており、初代「Ref.5160G-001」は、裏蓋中央部分に”カラトラバ十字”があしらわれていますが、「Ref.5160/500G-001」には”PATEK PHILIPPE”とブランド名が彫られています。異なるデザインをなぜ採用したのかは不明ですが、【パテックフィリップ】の”こだわり”や”遊び心”と言えるポイントなのかもしれないですね。

裏蓋の内側はポリッシュ仕上げになっているため、鏡のように反射で「Cal.26‑330 S QR」の華麗な作りを鑑賞することも可能です。また、スケルトンバックの外周部にも彫金が施されていますが、もはやこれだけでも人を魅了する程の美しさを持っていますね。※初代「Ref.5160G-001」は、ビニール未開封の”シングルシールド”の状態であったため、ハンターケースを開けることが出来ませんでした。


*左:「Ref.5160G-001」 右:「Ref.5160/500G-001」

初代「Ref.5160G-001」のフォールディングバックル中央部分には”PATEK PHILIPPE”のブランドネームが彫られていましたが、「Ref.5160/500G-001」では”カラトラバ十字”のみが彫られているシンプルなデザインとなっております。あれ?とお気付きの方もいると思いますが、”裏蓋”と”フォールディングバックル”のデザインが入れ替わっているのです。

「Ref.5160/500G-001」には、通常の保証書に加えて証明書が付属しています。このようなところからも、本モデルが如何に特別であるのかが、お分かりいただけるのではないでしょうか。

保証書日付は2022年。個体も付属品も手付かずで、非常に綺麗な状態を保っており、さらには内箱の内部にハンドクラフトの彫金に合わせたデザインが施された特別仕様となっておりますので、十分に満足いただけると思います。”パーペチュアルカレンダー”機構を搭載しているモデルとなりますので、ワインディングマシーンも付属しています。

気になる販売価格は、24,750,000円(税込)

ではあるのですが、本記事公開前に多数のお問い合わせをいただき、既にお申込みが入ってしまいました。申し訳ございません!!

商品ページはこちら

生産数が極めて少なく、さらには未使用状態となっておりますので、コレクターの方は特に魅力的に感じられたのではないでしょうか。惜しくも申し込み出来なかった方は、当店の新着を都度チェックいただければと思います!

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介の「Ref.5160/500G-001」は、惜しまれつつも2024年2月に生産終了がアナウンスされておりますので、今後は二次流通市場でしかお目に掛かれなくなってしまいました。【パテックフィリップ】というと『ノーチラス』『アクアノート』を思い浮かべる方も多いと思いますが、こちらのような希少且つ魅力的なモデルも沢山ございます。なかなか入荷するのは難しいところではありますが、出来る限り皆さまにご紹介出来るよう誠心誠意運営して参ります!

引き続き、みなさまにとって有益な情報を少しでも多くお伝えしていければと思いますので、次回のパテック論を楽しみにお待ちください!

ではまた!

この記事の執筆者
阿部泰治
コミット銀座 店主 銀座著名店で長きに渡り高級腕時計を取り扱い、2016年1月、コミット銀座を創業。 ロレックスやパテック・フィリップをはじめとした希少品やコレクターズアイテムを多数扱う実績を持つ。 時計本来の価値、時価を判断し、委託手数料の業界最安値水準を確立。
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