2000年代前半において、「憧れモデル」といったイメージだったワールドタイムのプラチナモデル。
当時現行だったのが、5110P-001でありますが、5110系で唯一青文字盤となっていることからも、「憧れの的」だったといえます。
そんな5110P-001でありますが、2010年代の中古市場ではあまり元気がない様子となっており、以前ほどの注目度がなくなった状態のように見えました。
それが、2021年からは目立った上昇という様子に変化。2020年代から息を吹き返したといえます。
5110P-001は、2020年頃まで約4年にわたって「2016年水準と大きく変わらず」という状態があり、長らく370万円程度となってました。
それが2021年になると、5110P-001は500万円以上に上昇。
そして、昨年4月には約688万円となっていたのです。
そんな5110P-001でありますが、この1年でも目立った上昇という様子が続いており、現在水準はなんと約770万円に到達。
これは、これまでの5110P-001水準としては、最も高値だといえる状態です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年4月 の安値 |
2024年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
ワールドタイム 5110P-001 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥6,886,000 | ¥7,708,000 | 822,000 | 111.94% |
5110P-001は、この1年2ヶ月で約82万円の上昇となったわけですが、その結果、現在水準は770万円台。
2022年3月といった時期においても、5110P-001は620万円台だったため、現在水準はこれまで史上「ダントツに高い状態」だといえます。
こういった現在の5110P-001の様子をみると、ようやく2000年代ごろの「憧れの的」といったキャラクターらしい相場になってきたと感じます。