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現在相場考察

80万円台になった、デビル4853.61

2024年6月10日更新
オメガのデビル4853.61について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年12月の安値と2024年6月の安値を比較し現在相場を考察。この6ヶ月での変動は11万円の値上がりだった。

デビル (革ベルト) 4853.61についての考察(2024年6月)

ジャンピングアワーのオメガデビルは、かつては10万円台で購入可能でしたが、2023年に相場が70万円台に変化。

スポーツモデルではないオメガ、なおかつロレックス5桁世代に相当する年式のモデルであるにも関わらず、そういった値動きになったのは「驚き」だったといえます。

そんな4853.61でありますが、そういった勢いは、現在にかけても続いている状態。

現在水準(ABランク以上)は、約82万円となっており、前回お伝えした2023年12月水準に対して11万円の値上がりという様子を見せているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年12月
の安値
2024年6月
の安値
変動額 残価率
オメガ
デビル
(革ベルト)
4853.61
中古 0年
6ヶ月
¥712,800 ¥822,800 110,000 115.43%

4853.61は、この半年間で11万円の上昇という動きをしたわけですが、先にも述べたように「非スポーツ系の旧世代モデル」がこういった変動となるのは異例だといえます。

筆者は、2017年7月に4853.61を初めて記事で取り上げましたが、その際最も強く思ったのは「10万円台で買えるジャンピングアワーが珍しい」という点でした。

そのような指摘からすると、現在の80万円台という評価は「ジャンピングアワーらしい水準」だといえます。

ただ、この急上昇は、筆者が記事で指摘した影響というわけではありません。2020年時点でも「ジャンピングアワーなのに安価」という趣旨で記事を書きましたが、4853.61が大幅上昇したのは2023年になってからであります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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