2021年10月に約259万円だったサブマリーナーの5512ですが、それから現在にかけて値上がりしている様子があります。
5512は、4桁世代サブマリーナーノンデイトの上位グレード。4桁ノンデイトといえば5513がありますが、5513が“ノンクロノメーター“なのに対して、5512は“クロノメーター仕様”となっています。
また、5513は80年代ヴィンテージ世代においても継続してラインナップされており、当時の文字盤インデックスはアプライド仕様(フチあり)に変化していました。
それに対して5512は、80年代ヴィンテージ時代にはすでに生産終了となっており、すべての文字盤が『フチなし』なのです。
そういったことから5512は、5513よりも高値となっているわけですが、現在水準は約346万円にまで到達。
前回お伝えした2021年10月に対して、約86万円の値上がりとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年10月 の安値 |
2024年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナー 5512 |
中古 | 2年 8ヶ月 |
¥2,598,000 | ¥3,465,000 | 867,000 | 133.37% |
なお、現在5513は約118万円~となっていますが、ABランク以上のボトムは約133万円。ただ、これは「フチあり」水準であるため、「フチなし」となると、そのボトム価格(ABランク以上)は約193万円となります。
5513のフチなしと、5512は、一見同じような見た目に見えますが、かたや約193万円で購入可能である一方、5512は約346万円。5512のほうが“圧倒的に高い評価”となっています。
ちなみに、2020年の記事において、5512の相場を見る際、116610LVとの関係を注視していましたが、当時、116610LVと5512との相場差は10万円未満でした。
それが今では、5512のほうが116610LVよりも100万円以上高値となっているのです。
ですから、ここ4年ぐらいの間で5512は他を凌ぐ状態になったといえます。