去年の夏頃から上昇傾向が続いているデイトナ116509の黒文字盤。
2023年春頃までは値下がり傾向となっており、4月420万円台にまで下落。それが、8月に440万円台、11月には470万円台というように反発していったのです。
そんな116509黒文字盤ですが、現在にかけても上昇いう様子があります。
現在水準は約516万円となっているのですが、これは約2年ぶりの500万円以上という状態であります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年11月 の安値 |
2024年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 116509 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥4,780,000 | ¥5,168,000 | 388,000 | 108.12% |
116509黒文字盤は、2004年に登場したデイトナ初のWGブレスレットモデル。
2016年にSSやK18がモデルチェンジした際に、116509は型番の変更がなかったため、2004年頃の初期世代と、2021年頃の最終世代とでは、文字盤ラインナップが異なります。
この黒文字盤は、2004年のデビュー時に発表されたため、116509としては『古い世代』。そのためか、116509の中で最も安価という価格帯に位置しています。
また、WGはK18デイトナの中で最も安い傾向があるため、116509黒文字盤は、最も安価なK18デイトナとなっているケースが多いといえます。時期によっては、「SSモデルの黒文字盤とのわずか」となっていることが珍しくありません。
ちなみに、116509黒文字盤の昨年11月水準は、現在の126500LN黒文字盤とほぼ同等。
いくら、現行SSモデルの人気が高いからといって、K18モデルと同価格というのは、K18が安すぎるという印象になります。
116509黒文字盤は、今回、約2年ぶりに500万円台回復となったわけですが、これは6桁世代K18モデル水準らしい相場になったといえます。
そういった意味で116509黒文字盤は、「K18のデイトナ」という要素ながら、これまでの500万円未満という相場が相対的に安価だったと思います。