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現在相場考察

元の状態に戻ってしまった、オイスターパーペチュアル日本限定116000

2024年6月17日更新
ロレックスのオイスターパーペチュアル116000について斉藤由貴生が執筆。本記事では2023年7月の安値と2024年6月の安値を比較し現在相場を考察。この0年11ヶ月での変動は¥-195,000だった。

オイスターパーペチュアル 日本限定 116000についての考察(2024年6月)

一見、「エクスプローラー」に見えるけれども、実はオイスターパーペチュアルという116000の黒文字盤。

通常モデルの黒文字盤は、インデックスがピンク色となっているのですが、エクスプローラーと差をつけるためにあえてそうしたのだと思います。

しかし、116000には「白インデックスが採用された黒文字盤」も存在。なぜそういったものがあるのかというと、日本限定のスペシャルモデルだからです。

そういった特別感と見た目の格好良さから、116000日本限定モデルは、以前から『高い価格帯』に位置していたといえます。

とはいえ、そういった状況は、もはや過去のこととなりつつあり、116000日本限定が他と比較して「抜きん出て高かった」というのは2019年までとなってしまっているのです。

116000日本限定は、2019年12月に約101万円となっていたのですが、当時最も人気なオイスターパーペチュアルだった「114300ダークロジウム文字盤」は約57万円214270でさえ、旧文字盤が約62万円、新文字盤が約72万円でした。

ですから、2019年時点で116000日本限定は、圧倒的高い価格帯だったといえます。

では、116000日本限定の現在水準はどうかというと、その答えは108万円

現時点で、114300ダークロジウム文字盤は約99万円21427094万円ですから、2019年のような『圧倒的な差』ではなくなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2023年7月
の安値
2024年6月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
オイスターパーペチュアル
日本限定
116000
中古 0年
11ヶ月
¥1,275,000 ¥1,080,000 -195,000 84.71%

116000日本限定は、2019年から長らく相場が変わらないという状態が続いていましたが、去年の7月に久々に相場が変化し、約127万円となっていました。

しかしそれから今にかけて、116000日本限定は値下がりし、現在水準は2019年12月水準と大きく変わらない状態に戻ってしまったのです。

日本限定といえば、この116000の他に、ターノグラフがありますが、あちらは現在、2019年水準に対して100万円以上高値といった状態であります。

同じ日本限定モデルでも、なぜ116000は、こういった状態になっているのか興味深いといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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