一見、「エクスプローラー」に見えるけれども、実はオイスターパーペチュアルという116000の黒文字盤。
通常モデルの黒文字盤は、インデックスがピンク色となっているのですが、エクスプローラーと差をつけるためにあえてそうしたのだと思います。
しかし、116000には「白インデックスが採用された黒文字盤」も存在。なぜそういったものがあるのかというと、日本限定のスペシャルモデルだからです。
そういった特別感と見た目の格好良さから、116000日本限定モデルは、以前から『高い価格帯』に位置していたといえます。
とはいえ、そういった状況は、もはや過去のこととなりつつあり、116000日本限定が他と比較して「抜きん出て高かった」というのは2019年までとなってしまっているのです。
116000日本限定は、2019年12月に約101万円となっていたのですが、当時最も人気なオイスターパーペチュアルだった「114300ダークロジウム文字盤」は約57万円。214270でさえ、旧文字盤が約62万円、新文字盤が約72万円でした。
ですから、2019年時点で116000日本限定は、圧倒的高い価格帯だったといえます。
では、116000日本限定の現在水準はどうかというと、その答えは108万円。
現時点で、114300ダークロジウム文字盤は約99万円、214270は94万円ですから、2019年のような『圧倒的な差』ではなくなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2023年7月 の安値 |
2024年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
オイスターパーペチュアル 日本限定 116000 |
中古 | 0年 11ヶ月 |
¥1,275,000 | ¥1,080,000 | -195,000 | 84.71% |
116000日本限定は、2019年から長らく相場が変わらないという状態が続いていましたが、去年の7月に久々に相場が変化し、約127万円となっていました。
しかしそれから今にかけて、116000日本限定は値下がりし、現在水準は2019年12月水準と大きく変わらない状態に戻ってしまったのです。
日本限定といえば、この116000の他に、ターノグラフがありますが、あちらは現在、2019年水準に対して100万円以上高値といった状態であります。
同じ日本限定モデルでも、なぜ116000は、こういった状態になっているのか興味深いといえます。