2022年から、80年代や90年代世代のサントスガルベが目立って変動するようになりましたが、機械式のLMサイズは特に目立った変動をしているといえます。
従来、相場変化するサントスガルベは2005年登場のLXサイズぐらいといった印象だったわけですが、近頃はLMサイズの勢いが凄いといった感覚があります。
今回お伝えするのはW20055D6でありますが、これはLMサイズのステンレスモデル。
このところ、LMサイズのステンレスモデルは、文字盤インデックスはアプライド仕様となっている限定版のほうが中古市場に出現する傾向があったため、今回久々に通常版(W20055D6)を記事で取り上げる事ができた次第であります。
前回W20055D6を記事で取り上げたのは、2016年12月ですが、その際の中古相場は約23万円でした。
それからしばらくW20055D6の中古相場は変わらず、だいたいいつでも24万円程度で購入可能といった感覚があり、2019年時点でもその価格で購入することができたのです。
実際、筆者は知人用に2019年にこのW20055D6を約24万円で購入。また、別の友人が2021年にサントスガルベのコンビを購入するのを手伝いましたが、その際も相場は2016年とほぼ変わらずだったといえます。
では今、そんなW20055D6はどういった状況になっているかというと、その答えはなんと約69万円。
数年前まで20万円台中盤でいつでも購入可能という状態だったW20055D6は、今や70万円近い状態となっているわけです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年12月 の安値 |
2024年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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カルティエ
サントスガルベ W20055D6 |
中古 | 7年 6ヶ月 |
¥230,200 | ¥699,600 | 469,400 | 303.91% |
2016年12月から現在までにかけてW20055D6は約46万円もの値上がりとなったわけですが、これは残価率にすると約303%となります。
つまり、23万円程度で購入したならば3倍といった値上がり体験になったわけです。
約24万円でこの時計を購入した知人は、このことに対して、どういった感想を持つか、今度聞いてみようと思います。