5711と5712の青文字盤が、近頃『上がったと思ったら下がる、かと思ったら上がる』などの様子があるため、結局のところ、相場が2年近くにわたって変わっていない、といえる側面があるといえます。
そういったことから、パテックフィリップの人気モデル(スポーツ系)は、あまり動きがないという印象になるわけですが、実はアクアノートでは変化の兆しがある、ということを4月の記事で紹介しました。
その際、5167/1A-001は約816万円となっていたのですが、それは「約2年ぶりの800万円台回復」だったわけです。
5167/1A-001は、今年3月時点で798万円だったわけですが、4月には約816万円に上昇。上昇額は18万円程度といった規模ですが、1ヶ月という短期間でじわじわ値動きした結果、800万円台回復ということになったといえます。
そんな5167/1A-001でありますが、4月⇒現在までの2ヶ月でも「さらなる動き」が見られる様子があります。
現在、5167/1A-001のボトム価格は約836万円となっているのですが、これは4月水準に対して約20万円の上昇。
この2ヶ月間でも着実に高くなっている様子があるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2024年4月 の安値 |
2024年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
アクアノート 5167/1A-001 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥8,160,600 | ¥8,368,000 | 207,400 | 102.54% |
4月時点における、5167/1A-001のボトム価格は約816万円でしたが、2番目が約826万円、3番目は約858万円でした。
それに対して、現在はどうかというと、ボトム価格が約836万円、2番目が838万円、3番目が約846万円と、着々と変化している様子があります。
5167/1A-001は、ノーチラス青文字盤と“兄弟的なモデル”といえますが、ノーチラスが目立った上昇をしていない今、アクアノートはじわじわと高くなっているというのが、とても興味深いと筆者は思っています。