2018年に登場した、126世代GMTマスター2のコンビモデル126711CHNR。
従来、GMTマスター2のコンビモデルは『YGとSS』でしたが、126711CHNRをもって『RGとSS』となったといえます。
ただ、昨年126713GRNRが出たため、GMTマスター2のコンビモデルは『RG』と『YG』という豊富なラインナップに変化したといえます。
さて、126711CHNRは2018年の登場ですが、記事で取り上げるのは今回が初めてであります。
新作として出たモデルは、デビュー後1年以上経ってから記事化するというのが筆者の方針なのですが、気づいたら126711CHNRはデビューから6年もの月日が経ってしまっていました。筆者としては、このカラーリングのGMTマスター2がいまだ『新作』のように感じるため、デビューから6年というのは意外でした。
今回は、初めて126711CHNRを取り上げるため、過去価格の参考は「デビュー年の新品実勢価格」としましたが、それと比べると、126711CHNRは現在までに約116万円もの値上がりをしているということになります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年9月 の新品実勢価格(3社平均) |
2024年6月 の中古安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 126711CHNR |
新品 | 5年 9ヶ月 |
¥1,893,333 | ¥3,058,000 | 1,164,667 | 161.51% |
2018年の新品実勢価格は、安い順の3社平均値。それが約189万円なのですが、対して当時の126711CHNRの定価は約144万円でした。
つまり、126711CHNRの“初値”は定価を大きく上回っていたわけですが、コンビモデルがそういった状態になるのは“珍しいほうだった”といえるでしょう。
2018年時点で「新作が定価以上」となるのは珍しくない現象でしたが、126711CHNRといった非・SS、とくにコンビモデルが『定価プラス45万円』というのは割高感があったといえます。
しかし今、そんな126711CHNRの中古ボトム価格は約305万円に変化。割高感のある価格で買ったとしても、100万円以上の値上がりとなったわけです。
なお、126711CHNRのこれまでの「ピーク時」は、2022年2月の380万円前後といった状態だといえます。
現在水準は、約305万円ですから、ピーク時と比べるとまだまだ値下がり状態という側面があります。